3冠は『王と生きる男』!『サヨナラの引力』ムン・ガヨンや『顔 -かお-』パク・ジョンミンら第62回百想芸術大賞の結果&名スピーチをプレイバック
『しあわせな選択』と『顔』、そして『王と生きる男』が賞を争う!
今年の映画部門では、作品賞を含む主要7部門にノミネートされた『しあわせな選択』と『王と生きる男』に注目が集まった。なかでも、『しあわせな選択』を手がけたパク・チャヌク監督は、現在開幕中のカンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査委員長を務めることでも話題に。多忙なスケジュールの合間を縫って授賞式に出席した。『しあわせな選択』は、変わらぬ安定感を見せたイ・ソンミンが助演男優賞を受賞したほか、作品賞にも輝き、大きな存在感を放った。
そんななか、主演男優賞に輝いたのは『顔 -かお-』(8月28日公開)のパク・ジョンミンだった。「オーマイゴッド…!」とでも言いたげなパク・ジョンミンの横で、ヨン・サンホ監督は「これは信じられないよ!」とばかりにカメラに向かい笑顔で“バツ”のジェスチャー。視覚障害を持つ篆刻職人とその息子をめぐるサスペンスで、父と子の1人2役に挑み、興行にも批評でも成功したが、なかなか賞に届かなかったからこそのリアクションだった。ステージ上で丁寧にお辞儀をした後のスピーチは、真面目で俳優としての熱意を感じさせるものだった。
パク・ジョンミンは、「『もし賞をもらったら何て言う?』と僕らの間で話していたんですが…当然ながら受賞できるとは思っていなくて、なにも準備していませんでした。なぜ僕にくださったんでしょう?ここ数年、賞をいただけていなかったので、“無冠の帝王”なんて呼ばれていたんですが、こうして賞をいただいたので、また欲が出てしまいそうです」と、率直な思いを明かし、会場の笑いを誘った。
さらに、「監督からキャスティングの連絡をいただいたとき、『息子役を任せる』と言われたんですが、それだけでは自分の演技を十分にお見せできないと思って、『父親役もください』とお願いしたところ、快く受け入れてくださいました」と振り返り、「監督、本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。
そして最後には、「今日、母から『授賞式に行って、ちゃんと座ってきなさい』と言われました。お母さん、愛してるよ!賞をもらったよ!お父さんも愛しています。それから、最近大喧嘩した妹よ。一度だけ許してほしい。愛する甥っ子テジュ、本当に愛している」と家族への愛情を語った。

