【25周年篇】『タイタニック』を超える大ヒット映画が公開した2001年…映画業界&劇場の“あの頃”を振り返ろう

【25周年篇】『タイタニック』を超える大ヒット映画が公開した2001年…映画業界&劇場の“あの頃”を振り返ろう

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青森県南部地域唯一の映画館「TOHOシネマズ おいらせ下田」

2001年4月29日にオープンした「TOHOシネマズ おいらせ下田」は、青森県第二の都市である八戸市に隣接した上北郡おいらせ町に開業した「イオンモール下田」内に、「イオン下田TOHOシネマタウン」の名称でオープン(2008年に現在の名称でリニューアル)。それまでおいらせ町には映画館が存在したことはなく、また現在は八戸市内にも映画館がないため、南部地方(青森県の東部)で唯一の映画館となっている。

青森県南部地方の唯一の映画館「TOHOシネマズ おいらせ下田」
青森県南部地方の唯一の映画館「TOHOシネマズ おいらせ下田」TM & [c] TOHO Cinemas Ltd. All Rights Reserved.

全7スクリーンで総座席数は1,446席(車椅子用14席を含む)。「当劇場が開業したことで、地域のお客さまが最新の話題作を大型スクリーンと迫力ある音響で気軽に楽しめる環境が整いました」と、劇場担当者は振り返る。「この地域では自家用車での移動が生活の中心。以前は映画鑑賞のために遠方まで足を運ぶ必要がありましたが、現在では映画を観に行くことが家族や友人といった身近な人との休日の過ごし方の一つとして定着しています」。

そんな劇場の“推しポイント”を訊ねてみると「お客さまとの距離が近いことです」との回答が。「特に東日本大震災の直後には、地域全体が困難な状況に直面するなかで、日常を取り戻す場所としての映画館の存在意義を改めて実感することになりました。映画館は作品を上映するだけの場所ではなく、人と人とが同じ時間を共有し、感動や驚きを分かち合うことができる“特別な空間”。これからも地域コミュニティの一部として親しんでいただけるような劇場を目指して参ります」。

名古屋から30分!国際色豊かな「TOHOシネマズ 東浦」

『千と千尋の神隠し』の公開日にオープンした「TOHOシネマズ 東浦」
『千と千尋の神隠し』の公開日にオープンした「TOHOシネマズ 東浦」TM & [c] TOHO Cinemas Ltd. All Rights Reserved.

愛知県の知多半島の付け根、知多郡東浦町に2001年7月20日にオープンした「TOHOシネマズ 東浦」も、大型ショッピングモール「イオンモール東浦」内にある劇場で、開業当時の名称は「イオン東浦 東宝シネマ9」(2005年に現在の名称でリニューアル)。東浦町には1960年代を最後に映画館がなく、映画を観るとなると名古屋市や安城市などに出掛けるか、レンタルビデオを借りるのが主流だった地域だ。

「地元にやっと映画館ができた!これで気軽に映画を観に行けるようになる!とすごく喜んだことをよく覚えています。オープンしてすぐのころは、映画館もショッピングセンター内も激混みでした」と、開業当時を知る劇場担当者は地元の人々の盛り上がりぶりを振り返る。ちょうど劇場のオープン日は『千と千尋の神隠し』の公開初日。担当者自身も家族と劇場に足を運び、3回も鑑賞したのだとか。

開放的なロビーと国際色豊かな客層が特徴のひとつ(TOHOシネマズ 東浦)
開放的なロビーと国際色豊かな客層が特徴のひとつ(TOHOシネマズ 東浦)TM & [c] TOHO Cinemas Ltd. All Rights Reserved.

全9スクリーンで座席数は1,801席(車椅子用15席を含む)。同劇場の最大の特徴の一つが、その客層の国際色の豊かさだという。「三河地域という場所柄、トヨタの関連企業で働く方が多く、ファミリー層はもちろんのこと、ブラジルなどの外国出身のお客様も多く来館されます」と、担当者は説明する。「最近ではベトナム出身の方も増えたことから、日本ではあまり紹介される機会のないベトナム映画の上映に踏み切りました。大勢の方が来館し、満席になるほどの大盛況。TOHOシネマズの企業理念でもある“GOOD MEMORIES”を体験することができました」。

最寄りのJR武豊線緒川駅からは徒歩5分。1時間に2本のみのローカル線ではあるが、名古屋駅まで30分以内でアクセスできる好立地にある「TOHOシネマズ 東浦」。「近隣には多くのシネコンが軒を連ね、いまや映画館の激戦区。そのなかで選んでいただくために“東浦だから体験できること”を大切にしていきたい。どんな作品が好まれ、どんな時間帯に観やすいと感じるのかなど、日々研究のまっただなかです」と、シネコンのフレキシブルなメリットをこれからも最大限に発揮していくことをアピールしていた。

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