【10周年篇】『君の名は。』『シン・ゴジラ』がもう10年前?映画業界&劇場の“あの頃”を振り返ろう
昨年、映画ファンから大好評を集めたTOHOシネマズの「アニバーサリーキャンペーン」が2026年も好評開催中。劇場オープンから5年単位で周年を迎えるTOHOシネマズ15劇場限定で、毎月14日(トウ<10>フォー<4>の日)に1,300円で映画が観られるTOHOシネマズデイが復活するなど、おトクなキャンペーンやワクワクする企画が年末まで実施されている。
それにあわせてMOVIE WALKER PRESSでは、アニバーサリーを迎える各劇場のオープン当時の社会の動きや映画界のトレンドなどを振り返りながら、スタッフの声をもとにそれぞれの劇場の特色や魅力などを紹介するコラムを不定期で連載中。全6回で展開する当コラムの第2回は、今年でオープン「10周年」を迎える2劇場にスポットライトを当てていこう。
社会現象級のヒット作が連発!2016年をプレイバック
「10周年」を迎える「TOHOシネマズ 柏」「TOHOシネマズ 仙台」がオープンした2016年は、南米大陸初のオリンピックとなったリオデジャネイロオリンピックが開催されたほか、広島東洋カープが25年ぶりにセ・リーグ優勝を果たすなど、スポーツ界が大いに盛り上がった1年。また、位置情報機能とARを駆使した「ポケモンGO」が世界的に大ブームを巻き起こした。
前年の秋に日本にも動画配信サービス「Netflix」がローンチしたことで、映画体験に“配信”という新たな選択肢が加えられるようになった。一方で、映画館は年々増加の一途をたどり日本国内にあるシネコンのスクリーン数は、この年ついに3000を突破。さらに年間の観客動員数は42年ぶりに1億8000万人を突破。それを牽引したのは、タイトルがそのまま「2016ユーキャン新語・流行語大賞」の候補になるほどの社会現象を巻き起こした2本の邦画だ。
日本を代表する怪獣映画「ゴジラ」シリーズの12年ぶりの新作として夏休みに公開された庵野秀明総監督・樋口真嗣監督の『シン・ゴジラ』(16)は、往年の「ゴジラ」ファンだけでなく、これまで「ゴジラ」に触れてこなかった世代の心をつかむなど熱狂的な支持を獲得。興行収入は歴代「ゴジラ」映画として最高の82億5000万円を記録し、第40回日本アカデミー賞では最優秀作品賞など7部門で最優秀賞を獲得。
また、夏休み後半に公開された新海誠監督の『君の名は。』(16)は、当時の日本歴代興収ランキングで第4位に入る興収250億3000万円(その後の再上映で現在は251億7000万円)のメガヒット。作品のモデルとなった場所に足を運ぶ“聖地巡礼”ブームを加速させただけでなく、その後急拡大する国内アニメ映画の人気を決定づけるきっかけに。アニメ作品ではほかにも『名探偵コナン 純黒の悪夢』(16)や『ONE PIECE FILM GOLD』(16)などの国民的人気作に加え、『映画 聲の形』(16)、『この世界の片隅に』(16)も大ヒット。年間興収に占める邦画シェアは63.1%を記録した。
一方、洋画では前年の暮れに公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)が興収116億3000万円を記録し、13年ぶりに洋画と邦画の両方から興収100億円超えのメガヒット作が誕生。ほかにもディズニーの『ズートピア』(16)やピクサーの『ファインディング・ドリー』(16)、イルミネーションの『ペット』(16)といった海外アニメ作品が絶好調。洋画・邦画、実写・アニメ問わず、多彩な作品が大きな盛り上がりを見せた一年となった。

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TM&[c]2016 TOHO CO.,LTD.
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[c]2016「君の名は。」製作委員会
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発売元・販売元:バンダイナムコフィルムワークス
[c]2019こうの史代・コアミックス/「この世界の片隅に」製作委員会
