上坂すみれ&戸谷菊之介「第二小隊のコスプレがしたい!」『機動警察パトレイバー EZY』トークイベントで制服のグッズ化をリクエスト
『機動警察パトレイバー EZY&SELECTIONS アニメ上映会&トークライブ』が2月14日、武蔵野公会堂にて開催され、久我十和役の上坂すみれ、天鳥桔平役の戸谷菊之介、本作の監督を務めた出渕裕、J.C.STAFFチーフプロデューサーの松倉友二が登壇。この日先行上映された『機動警察パトレイバー EZY』第1話と、出渕監督セレクトの新OVA版『機動警察パトレイバー』第12話「二人の軽井沢」の感想などを語った。
イベント冒頭ではパトレイバーシリーズ一覧をスクリーンに映し出してのトーク。「『アーリーデイズ』から入って、劇場版2作品を観てという感じでハマっていきました」と話した戸谷はシリーズの印象として「間の取り方にセンスを感じる。すごいなぁという印象を受けながら観ていました」と笑顔を見せる。『機動警察パトレイバー EZY』のオーディションを受ける前からシリーズが好きだったという上坂は「私も『アーリーデイズ』、劇場版、TVシリーズ版、OVA版と観ていて。大きすぎないロボット好きとしては、ときめます!」と魅力を語る。続けて「お仕事的な感じ、オフィスものとしても素敵だし、根本には正義もあって」と語った上坂はこの日上映された出渕監督セレクトの「二人の軽井沢」を客席で観たそうで「観やすい席を陣取って観ていました(笑)」とニヤリとし、作中に登場したイタリア製の車に気づいたことをうれしそうに出渕監督に報告。戸谷も「すごく雰囲気もよかったです」と感想を伝えていた。
「二人の軽井沢」をセレクトした理由は「好きだから」と即答の出渕監督が「予告に『ダンジョン再び』(第13話)があって。『ダンジョン再び』のセレクトでもよかったなぁ」と話すと、会場から大きな拍手が湧き起こっていた。戸谷が話していた“間”については、出渕監督から「プレスコだったからできたこと」と明かされると、戸谷と上坂は「すごーい!」と声を揃えて驚く。「後藤隊長が好き。後藤隊長がめちゃくちゃすてきなお芝居をする!」とうれしそうに話す戸谷の姿に、「このエピソードを選んで正解だったね」と出渕監督がよろこんでいると、観客も「同感!」といった様子で、割れんばかりの拍手を送っていた。
『機動警察パトレイバー EZY』は全8話、全3章構成で劇場公開される新作アニメーション。「File 1」が5月15日(金)、「File 2」が8月14日(金)、「File 3」が2027年3月に公開される。第1話から6話までは1話完結のオムニバス形式、第7、8話は連続したストーリーとなっている。スクリーンに本作のキービジュアルが映し出されると上坂は「ロック画面にしています」と明かし、「飲み屋さんで(画面を観た人に)サブリミナルで刷り込まれるように、布教しています!」と宣伝活動を始めていると熱く語った。
オーディションを振り返り戸谷は「資料に細かい設定が書いてあって。舞台は2033年だけど、2020年、オーディションを受けた段階での桔平のいまが書いてあってすごいと思いました」と驚いたと話す。上坂も「どうやって第二小隊へやってきたのか、という経緯も想像しやすいように書いてあって」と補足し、オーディション用のオリジナル原稿には「『パトレイバー』好きとしては、(泉)野明さんの後継者みたいなキャラとぱっと見て思ったけれど、読むと性格に太田(功)さんを感じる」とし、演じる上では「前のキャラに寄せるというのはないけれど、元祖の第二小隊のキャラクターイズムを感じることができるように」と意識したと明かしていた。
この日上映された第1話「トレンドは#第二小隊」について「十和と桔平のバディ感が出ていていいなと」感じたそう。上坂も「第1話はキャラクター紹介やどういう経緯で入隊しました、みたいな話でも成立するのに、最初から働いているところを観られて。2033年感がありつつ、地続きで『パトレイバー』が80年代から働き続けていたらこんな感じのかなとか考えたりしました」と感想を伝え、「語り合いたくなるシーンばかり!」と前のめりで話していた。
松倉は「新作だ!と思って観たら、いい意味で既視感がある。すごく綺麗になった『パトレイバー』だけど、変わらない『パトレイバー』の空気もある。完成に関しては満足しています」と胸を張ると、会場からは労いの大きな拍手が送られていた。出渕監督も「上坂さんが話していた”イズム”じゃないけれど、最初の『パトレイバー』に立ち戻って、OVA8本だけど『パトレイバー』らしい読み切り感を出していきたい!」と今後続くエピソードへの想いと意気込みを語った。
最後のあいさつで出渕監督は「リアルとかも大事だけど、まずは楽しさ。裏切らないように作っているつもりなので、足を運んでみようと思えた方は、どうぞよろしくお願いいたします!」と劇場での鑑賞を呼びかける。「すごく歴史のあるタイトル」と話した松倉は「これを機に、若い人たちにも観ていただければ」とリクエスト。「いつも異世界ばかりじゃつまらない!こういうのも必要です。バランスが大切です!」と笑わせた松倉は「まずは5月の上映を楽しみにしていてください」とあいさつ。
「アフレコも毎回楽しかった」とニッコリの上坂が「往年の方、初見の方、お仕事もの、リアル…といろいろ(観る)きっかけになる要素がいっぱい詰まっている作品だと思います。『EZY』を機に、ハマってくれたらいいなと思います。そしてグッズも出たらいいな。コスプレしたい!」と「着たい!」と戸谷と共に熱望していた制服のグッズ化を改めてリクエストすると、会場からも熱い想いがこもったこの日一番の拍手が湧き起こる。「アフレコしていて常々思うのは、第二小隊のなかに入れてめちゃくちゃ楽しいということでした」と話した戸谷は「(第二小隊の)メンバーの方々と一緒にお芝居がするのが楽しい。尊敬する先輩と一緒にアフレコして本当に幸せでした。その空気感が伝わるんじゃないかな」とニッコリしながら「劇場公開、3つとも違う楽しみがあります。ぜひ劇場で楽しんでください!」とアピールしてトークイベントを締めくくった。
取材・文/タナカシノブ
