ルート66と並ぶアメリカを代表する“映画の道”――数々の名作の舞台となってきた101号線で辿る有名ロケ地
「スター・ウォーズ」「ジュラシック・パーク」ら名作で使われてきたレッドウッド国立州立公園
オレゴン州をさらに南下したカリフォルニア州は、北部からハリウッドのある南部まで映画スポットの宝庫。まず北部で外してはいけないのが、レッドウッド国立州立公園だ。大草原から森林地帯、手付かずの川が流れる渓谷、岩場の海岸など多彩な自然あふれる場所で、数々の映画のロケ地となってきた。
とりわけ有名な作品といえば、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(83)。かわいらしいイウォークたちが生息する“森の月”ことエンドアのシーンは、セコイアの一種であるレッドウッドの木が立ち並ぶエリアで撮影された。
また『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(97)の様々なシーンでも使用されており、シダが生い茂る渓谷のファーンキャニオンでは、恐竜ハンターのディーター・スターク(ピーター・ストーメア)がコンプソグナトゥスの群れに襲われて命を落とす場面が撮影された。
『めまい』や「猿の惑星」などで存在感を放つゴールデン・ゲート・ブリッジ
カリフォルニア州中部最大の都市といえばサンフランシスコ。その入り口となるのが、101号線が通るゴールデン・ゲート・ブリッジだ。全長2,737メートルにも及ぶこの橋は、サンフランシスコの象徴として多くの映画に登場してきた。
例えば、マデリン(キム・ノヴァク)が橋のたもとから海に飛び込んで自殺を図る『めまい』(58)、ボンド(ロジャー・ムーア)とマックス・ゾリン(クリストファー・ウォーケン)の対決の場となる『007/美しき獲物たち』(85)、猿たちが人間と戦いを繰り広げる『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』(11)、チャーリー(ヘイリー・スタインフェルド)とバンブルビーが橋を見下ろす『バンブルビー』(18)…と数知れず。昔から最近に至るまで印象的な使われ方をしてきた。
このゴールデン・ゲート・ブリッジの通過中には、フランク・モリスの脱獄の実話を映画化した『アルカトラズからの脱出』(79)や、観光地となった刑務所をテロリストが占拠する『ザ・ロック』(96)の舞台となったアルカトラズ島を眺めることもできる。
サンフランシスコの街にはまだまだ映画のロケ地が!
アメリカ屈指の大都市ということもあり、ロケ地となることも多いサンフランシスコ。そのなかでも、101号線沿いに建つサンフランシスコ市庁舎はランドマークの一つ。
ハリー・キャラハン警部(クリント・イーストウッド)が逃走中の犯罪者への対応について報告するシーンなど市庁舎の室内の様子を見ることができる『ダーティハリー』(71)、ハーヴェイ・ミルク(ショーン・ペン)が市庁舎前で演説をする『ミルク』(08)、大階段をジョーンズ博士(ハリソン・フォード)が下る『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81)、さらに『レイダース』の原案者として知られるフィリップ・カウフマンが監督した『SF/ボディ・スナッチャー』(78)、サンフランシスコの街が舞台の『タワーリング・インフェルノ』(74)に『ファール・プレイ』(78)など、多くの名作で存在感を放ってきた。
このほかにも、101号線の近くを通るチェスナット・ストリートでカーチェイスが行われたスティーブ・マックイーンの代表作『ブリット』(68)や、101号線沿いのポトレロヒル地区にスコット・ラング(ポール・ラッド)のアパートがあった「アントマン」シリーズなど、街のあらゆる場所で映画の面影を見つけることができる。
