ルート66と並ぶアメリカを代表する“映画の道”――数々の名作の舞台となってきた101号線で辿る有名ロケ地

コラム

ルート66と並ぶアメリカを代表する“映画の道”――数々の名作の舞台となってきた101号線で辿る有名ロケ地

アメリカの“映画の道”といえば、風光明媚な荒野の風景で知られる“マザーロード”ことルート66を思い浮かべる人も多いと思う。そんな数々のロードムービーの舞台となってきたルート66と並んで、多くの映画が撮影されてきたのが国道101号線だ。

【写真を見る】『クライム101』や『グーニーズ』などアメリカ国道101号線沿いの映画ロケ地を集めてみた
【写真を見る】『クライム101』や『グーニーズ』などアメリカ国道101号線沿いの映画ロケ地を集めてみた

ワシントン、オレゴン、カリフォルニアの3つの州を南北に跨る国道101号線は、2月13日から公開となった『クライム101』など、映画史のなかで何度もカメラに収められてきた現在進行形の“映画の道”。犯罪映画から青春映画まで数多の名作の舞台となってきた国道101号線沿いの映画スポットを、ここではワシントンから南下する形で紹介していきたい。

「トワイライト」の世界観にマッチした“雨の町”フォークス

北はワシントン州オリンピアから南はカリフォルニア州のロサンゼルスまで、西海岸を南北に通る国道101号線。ワシントン州ではルートのほとんどがオリンピック国立公園周辺を走っており、海と山という大自然に囲まれている。

そんな101号線の道中にある小さな町フォークスをはじめ、ワシントン州の各所で撮影されたのが「トワイライト」シリーズ。雨と霧の町フォークスに引っ越してきた高校生のベラ(クリステン・スチュワート)と、彼女が出会ったヴァンパイアの美青年エドワード(ロバート・パティンソン)のロマンスが描かれる。

世界でも稀な温帯雨林として知られる世界遺産の森、ホー・レインフォレストをはじめ、ベラがエドワードの正体に気付き始めるという重要なシーンで使われたリアルト・ビーチなど、美しくも怪しい独特の風景は、ヴァンパイア映画の雰囲気にマッチしている。

雨が多く曇りがちのためヴァンパイアが昼でも活動できるという設定にひと役買っているフォークスの町には、「トワイライト」の衣装や小道具などが展示された美術館やスーベニアショップといったスポットも多く、ファンの聖地となっている。

アストリアには『グーニーズ』の地図に登場するスポットも

そんな「トワイライト」シリーズ、実は大半の撮影が行われたのは、お隣のオレゴン州。自然豊かなこの州もまた多くの映画のロケ地として使われ、ロケ地を示すサインボードが州内の各所に建てられている。

オレンゴン州の玄関口、アストリアの各所で撮影されている(『グーニーズ』)
オレンゴン州の玄関口、アストリアの各所で撮影されている(『グーニーズ』)[c] Warner Brothers/courtesy Everett Collection

なかでも、ワシントン州との州境に架かるアストリア・メグラー橋を渡ってすぐにある玄関口がアストリア。人口1万人ほどのこの小さな町は、ショーン・アスティンやジョシュ・ブローリンらが出演し、海賊の秘宝を探す少年たちの大冒険を描いたリチャード・ドナー監督作『グーニーズ』(85)の舞台として知られている。

子どもたちと宝を奪い合う存在となるフラテッリ一家が脱獄する刑務所やエコラ州立公園の展望台、宝の地図に指し示される“3つの岩”ことヘイスタック・ロックなど、101号線沿いの随所で撮影が行われている。また難破船の残骸という点で映画を想起させるピーター・アイレデール号など、見どころも満載だ。

『ショート・サーキット』もアストリアの街が舞台となっている
『ショート・サーキット』もアストリアの街が舞台となっている[c] TriStar Pictures/ Courtesy: Everett Collection

ほかにも、アーノルド・シュワルツェネッガー扮する麻薬刑事が保育士として幼稚園に潜入捜査する『キンダガートン・コップ』(90)や『ショート・サーキット』(86)の舞台にもなっており、アストリア・メグラー橋などのスポットが劇中に登場している。


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