眞栄田郷敦が語る、俳優としての進化と『カラダ探し』への帰還「挑戦し続けることが自分を広げてくれる」

「新メンバーを誘って、焼肉に行きました」

眞栄田にとって、「これだけ年下の方が多い現場も初めてのこと」になったとのこと。「高広と彼らはどんどん仲間になっていくので、5人を演じる共演者の方々とも仲良くなりたいなと思って。一応、年上なので頑張ってご飯に誘って、みんなと一緒に焼肉に行きました」と照れ笑い。

高広と新メンバーのやり取りにも注目だ[c]2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会

「その場ではみんなの作品に対する想いや、本作に臨むうえでのプレッシャーなどを聞くこともできて、思い切って誘ってよかったなと思います。僕は緊張やプレッシャーを感じるのは、とてもいいことだと感じていて。それだけ、作品に対して覚悟があるということですから。たとえば、本作に出演するにあたって岬役の安斉さんは、前作の出演者である山本舞香さんに会っていろいろと話を聞いたそうです。そういったことを耳にしても、みんな責任感が強くて、改めてステキなメンバーだなと思いました」とたっぷりと刺激も受けた様子だ。

高広は5人が絆を育んでいく姿を目にして、少しずつ柔らかな笑顔を見せるようになっていく。眞栄田自身、「最強の5人になっていく彼らを見ていると、やはり前作のみんなを思い出すこともあった」そうで、「前作のメンバーも、みんなものすごく仲が良くて。撮影を通して、青春をしていたなという実感があります。新メンバーも本当に仲がいいんですよ。また『カラダ探し』の世界に初めて入っていく感覚も蘇ってくるようで、懐かしさを感じていました」と目を細める。

「高広と明日香は似ている2人」だと語る撮影/木村篤史　スタイリング/MASAYA(PLY)　ヘアメイク/MISU(SANJU)

高広が新たな参加者と奮闘する一方、現実世界から離れた“死者の世界”へと足を踏み入れてしまった明日香は、たった1人で孤独な戦いに立ち向かうことになる。明日香役を続投する橋本環奈とは、再共演が叶った。

眞栄田は「明日香が、高広と過ごした幼いころを思い出しながら戦うというお芝居もすばらしかった」と惚れ惚れ。「橋本さんは本番直前までみんなと楽しそうに笑顔で過ごしているんですが、本番でカメラが回ると急に明日香になる。前作に続いて、その切り替えや集中力はさすがだなと思いました」と橋本の役者力を称えつつ、「本作では、おとなしい性格だった明日香の強さや覚悟がより見えるようになっています。そういったことを考えても、高広と明日香は似ている2人だなと感じました」と彼らの特別なつながりに想いを馳せていた。