ジョン・ウィック役の森川智之がナレーションを担当!『バレリーナ:The World of John Wick』TVスポット
キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋を演じる「ジョン・ウィック」シリーズの最新作『バレリーナ:The World of John Wick』(8月22日公開)。本作より、ジョン・ウィックの日本語吹替声優を務めてきた森川智之のナレーションによるTVスポットが解禁となった。
孤児を集め、暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織ルスカ・ロマ。裏社会に轟く伝説の殺し屋、ジョン・ウィックを生みだした組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。しかし、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる。
新たな主人公イヴを演じるのは『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)のアナ・デ・アルマス。また、ジョン・ウィック役のリーブスをはじめ、ランス・レディック、イアン・マクシェーンがシリーズから続投。さらに、「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダスらも新たに出演する。
解禁された映像は、森川のジョン・ウィックとしてのセリフを聞くことができる貴重なTVスポット。映像冒頭より、新たな復讐の暗殺者イヴ、謎の組織から逃亡する賞金首ダニエル・パイン(リーダス)、そしてジョンまでもが堂々と登場する。
淡々としたナレーションで「彼女になにを選択させるのか?」と語る森川だが、イヴの前にジョンが現れるシーンで声色が一変。満を持してジョン・ウィックが憑依したように「君が決めろ」と決めゼリフを言い放つ。さらに、メインタイトル後の映像はリーブスからのコメントとなっており、森川の吹替との聴き比べができる日本の「ジョン・ウィック」ファンにとってたまらない構成となっている。
このシリーズは劇場公開時に吹替版が制作されたことはなく、本作も同様なのだが、DVDなどを制作する際に吹替に臨んでいたという森川。「セリフの量が少なくて一見、楽そうに思えますが、実は戦闘シーンの息切れや、うめき声も収録しているので、けっこう大変なんです」とジョン・ウィック役ならではの苦労を明かしている。
シリーズ第3作『ジョン・ウィック:パラベラム』(19)ともクロスオーバーした時系列で描かれる『バレリーナ:The World of John Wick』。スタイリッシュで奇妙な独自の世界観、映画史を変えた過剰な超絶アクションはそのままに、広がり続ける“ジョン・ウィック・ワールド“に期待してほしい。
文/平尾嘉浩