TWICEのダヒョンにインタビュー!俳優デビュー作『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』は「“私たち色”の作品」
今年デビュー10周年を迎えたトップアイドルグループTWICEのメンバー・ダヒョンと、「初恋は初めてなので」「雲が描いた月明り」の俳優ジニョンがW主演を務める映画『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』が、8月8日(金)から公開される。台湾の名作映画『あの頃、君を追いかけた』(11)を原作に、2000年代初めの韓国で青春を過ごした男女とそのクラスメイトたちを描くラブストーリーだ。PRESS KOREAでは本作で俳優業を本格始動したダヒョンに、スクリーンデビューの感想や映画の見どころについて聞いた。
「TWICEのメンバーたちも映画を観て『ときめいた』と言ってくれました」
これまでもストーリー仕立てのMVやコンサートのVCR(幕間映像)などで、“演じる”経験はあったダヒョンだが、1時間を超える物語で役を生きるのはこれが初めて。
「長い間準備をしてきたので、俳優としての一歩を踏み出すことができて、とてもうれしいです。大きなスクリーンで自分の演技をしている姿を観るのはちょっぴり不思議な感じでした。TWICEのメンバーたちも映画を観てくれたようで、『とてもときめいたよ』『撮影は大変だったと思うけど、かわいく映っていたよ。お疲れ様』と言ってくれました。日本の皆さんがどんなふうに観てくださるのか気になります」。
ギデンス・コー監督が手掛けた『あの頃、君を追いかけた』は、台湾では「10人に1人が観た」とも言われる青春映画の金字塔だ。名作と謳われるオリジナルへのプレッシャーはなかったのだろうか?
「オリジナル版は随分昔に観たので記憶はおぼろげですが、とてもおもしろく、ときめいた覚えがあります。ただ、今回、作品に参加するにあたり、改めて原作を観たりはしませんでした。それよりも私なりのヒロインを演じたいと思いましたし、監督や共演者の方々と共に“私たち色”の作品を作りたいと思いました」。
「ソナと私のMBTIは同じ“ISFJ”なんです」
今作では、オリジナル作品の空気感はそのままに、舞台を2000年代初頭の韓国の地方都市に変更し、高校生から大学生までの青春の日々と甘酸っぱい初恋の思い出を描いている。
ダヒョンが演じたのは、品格とまじめさを備えたヒロインのソナ。高校生時代のソナは学級委員を務める優等生で、美しさと賢さから生徒たちの憧れの的という設定だ。高校生の制服姿もしっくりきていて、さりげない仕草や表情の変化も実に自然。ダヒョン=ソナなのではないかと錯覚するほど役に染まっている。
「実は、監督が設定したソナと私のMBTI(性格診断テスト)は同じ“ISFJ”なんです。だから、ソナに対して『似ているな』と思うところがたくさんありました。ソナは、落ち着いていて、まっすぐで思慮深くて、決断力がある。私もそんなところがあるんです。おかしいと思ったことがあれば、どんな相手でも疑問を投げかける勇気ある姿にも魅力を感じました」。
では、反対に似ていないところがあるとすれば?
「う~ん。それは考えたことがなかったかも。(と言ってしばらく考えて)ああ! 自分の気持ちを言葉にしないところは、私とは違いますね。劇中、ソナとジヌはお互いに対する好意に気づきながらも、正直に自分の気持ちを伝えられないがために、喧嘩をしてしまうんです。私だったら、「こういう理由であなたとは喧嘩をしたくない」とか「あなたが大切だから、痛い思いをしてほしくない」と言葉で説明して、会話で解決させると思います」。