モササウルスが迫ってくる大迫力の海上戦!『ジュラシック・ワールド/復活の大地』本編映像
「ジュラシック」シリーズの新章『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)。本作より、モササウルスのDNAを命がけで狙う大迫力の海上戦が収められた本編映像が解禁となった。
全長約30メートル、体重は約18トンを超え、シャチに匹敵するスピードで泳ぐモササウルスは、いわば白亜紀後期の“ジョーズ”。『ジュラシック・ワールド』(15)で水しぶきと共に鮮烈な登場を果たして以来、ファンたちの心を瞬く間に奪い、シリーズを通して人気を誇る恐竜となった。海に生息する巨大生物の1種として、本作では主人公たちの任務のターゲットにもなっており、これまでのシリーズにはなかったスリリングなアクション・シークエンスが展開される。
今回解禁された本編映像では、秘密工作の専門家ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)率いる精鋭チームが、初代「ジュラシック・パーク」の極秘研究施設があった“禁断の島”へ船で向かう航路上、突如として巨大なモササウルスに遭遇するシーンを捉えている。ゾーラは船首に立ち、モササウルスのDNAを採取するために特別に作られた銃を構えてその巨体を狙う。しかし次の瞬間、モササウルスが容赦なく船に体当たりを仕掛け、すさまじい衝撃に船体が大きく揺れる。ゾーラはバランスを崩し、いまにも海に投げだされそうになるが…。
「ジュラシック・ワールド」3部作に続く、新たな物語として始まる本作は、まさにファン待望の新章。その脚本には、『ジュラシック・パーク』(93)を手がけたデヴィッド・コープが28年ぶりにカムバックしている。復帰のきっかけとなったのは、スティーヴン・スピルバーグからの熱烈なラブコールだった。「スティーヴンと一緒に物語を作り上げていくのはものすごく楽しいです。腕がいいのは当たり前ですが、僕と波長もバッチリ合います」と語るコープは、スピルバーグと共に脚本作りを始め、これまでの「ジュラシック」シリーズにはなかったようなアクション・シークエンスを作ることを目指した。
特にスピルバーグが興味を示したのは、モササウルスが海を遊泳していることで生まれる展開だったという。コープは「海洋アドベンチャーを盛り込むという案は大いに気に入りました」とスピルバーグのアイデアを取り入れたと振り返り、続けて「これまでの『ジュラシック』シリーズになかった類の要素でありながら、この世界観にとって、自然界の美しさをありのままに捉える新しいアプローチになると感じました。まさに、これこそがシリーズの務めですよね」と、その意義を明かしている。
革新的な技術で描かれる大迫力の映像体験とスリリングなストーリー展開で、常に観客に驚きと感動を届けてきた「ジュラシック」シリーズだからこそ、本作でも新機軸のアクション描写が積極的に盛り込まれている。そして、スピルバーグとコープのストーリー作りが実を結び、最初にコープが手掛けることになったのが、今回解禁となったシーンの一部でもある、モササウルスによる海上襲撃シーンだったという。
シリーズを重ねるごとに撮影技術が進化し、当初は実現できなかった数々のシーンも多く取り入れられてきた「ジュラシック」シリーズ。革新的な技術と圧倒的な映像体験で、常に観客を魅了し続けてきた。そして今回もまた、いままでにない新たな手法で自然界の美しさをありのままに捉え、美しくも恐ろしいモササウルスと人間たちの遭遇を、手に汗握るアクションシーンとして描きだしている。
IMAXに加え、7種類の異なるラージフォーマット、SCREENX、Dolby Cinema、Dolby Atmos、MX4D、4DX、ULTRA 4DX、SCREENX with Dolby Atmosという多彩な計8種類のラージフォーマットでの上映が決まっている『ジュラシック・ワールド/復活の大地』。モササウルスとの海上戦をより迫力ある環境で体感してほしい。
文/平尾嘉浩