日常に疲れたサラリーマンたちが“魔法の世界”へ!「ハリポタ」初心者も大満足の「スタジオツアー東京」社員旅行に密着
映画制作の裏側、同僚の新たな表情…新鮮な体験が仲間の絆を深めた
見応えたっぷりの同施設では、身体ごと魔法世界にダイブできるような体験も楽しめる。グリーンスクリーンの技術を使ってほうきに乗ってみたり、観客としてクィディッチの試合を応援することもできるのだ。各自がほうきで飛んでいる演技をしたり、クィディッチの観戦者としてガッツポーズやブーイングを送ったりと、魔法学校の一員になった気分でアクション、スタート。いつもは職場で机を隣り合わせている同僚のノリノリな姿に大いに沸き返りながら、「実際に演技としてやってみると、すごく難しくて。映画に出演している俳優さんはやっぱりすごい」とキャストへの尊敬の念も新たにしていた。
「見るのも楽しいし、味もおいしい!」限定フードメニューで腹ごしらえ
ツアー中盤に差し掛かり、お腹が空いてきた一行。せっかくならばと特別企画「炎のゴブレット」限定メニューにトライ! 「炎のゴブレット」をテーマにした「トライウィザード・トーナメント アフタヌーンティー」は、三大魔法学校対抗試合の3つの課題をモチーフにした味わい豊かなスイーツやセイボリ一が乗せられたゴージャスな一品。アフタヌーンティーを注文すると、劇中で代表選手がドラゴンを選んだシーンと同じように、巾着に入ったドラゴンのクッキーを引くことができるなど、「見るのも楽しいし、味もおいしい」と感想があがったように、どこまでも映画の世界観に寄り添った演出がうれしい。
そのほか三大魔法学校対抗試合の代表のひとつであるダームストラング専門学校をイメージしたプレミアムバーガーや、監督生のみが使える風呂場にある人魚のステンドグラスをイメージしたケーキなど、それぞれが気になるメニューをチョイス。シリーズの象徴的な飲み物であるバタービールで乾杯しながら、ある男性社員が「世界観を投影しつつ、ちゃんとおいしい」と率直な感想を口にするひと幕もあった。
9と3/4番線、魔法省、ダイアゴン横丁、ホグワーツ城の模型もスケール抜群
ホグワーツへ向かう生徒たちが利用する駅のプラットフォーム「9と3/4番線」では、「思ったよりも駅が広い!映画でおなじみの汽車の音や蒸気も出てきて、汽車がすぐ出発しそうなリアル感がある」と舌を巻きながら、壁をすり抜けるカートに手を触れてハリーになりきる人も。客車内にも乗り込むことができるが、「外観はもちろんのこと、車内も各作品をイメージしたコンパートメントになっていて細かくて好き」と映画制作に携わっている本物のクリエイターによって作られたセットは、細部まで見どころがあると話す人もいた。
魔法界の政府機関である「魔法省」のセットや、各お店の小物までカラフルな商店街「ダイアゴン横丁」も、精緻な作りに驚くエリアだ。魔法省のフルスケールセットが見られるのは東京だけとなり、「ロンドンのスタジオツアーにも行ったことがある」という猛者は、「『死の秘宝part1』を観た時に、すごく緊迫するシーンなはずなのに魔法省の美術がステキすぎて、壁のタイルやエレベーターなどいろいろなデザインを見るのが楽しかったのを覚えています。あの大きな魔法省が日本に上陸すると聞いた時には、“日本のみ”という限定感がうれしかった!」と喜びを吐露。
そしてホグワーツ城の模型コーナーでは現在、プロジェクションマッピングを実施中だ。日中から夕景、夜になるまでの時間経過や、ドラゴンが炎を吐く様子が映し出されている。「ドラゴンとのバトルがリアルに再現されていて興奮した」と劇中を回想して鼻息を荒くする人や、「まるで自分もホグワーツの周りをほうきで飛んでいるような感覚になった」とうっとりする人の姿もあり、城の内部までじっくりと見渡し、「手を抜いても誰も気づかなさそうな細部にまでこだわった模型は、美しいのひと言。ここだけでも何分でも滞在できる」とその場を離れがたくなるような吸引力に囚われていた。
ファン心をくすぐるグッズがいっぱい!ギフトショップでお土産をゲット
「帰りたくない」「もっとじっくり展示を見たい」と後ろ髪をひかれながら、最終地点であるギフトショップに辿り着いた一同。杖やアパレル、文具やお菓子などグッズがずらりと並んだ風景に圧倒されながら、「商品点数がすごい。小道具の展示で目にした細部へのこだわりをグッズにも感じて、ついついいろいろなモノに手が伸びてしまう」、「魔法動物のニフラーを大量にお迎えしてしまいました。ニフラーだけでぬいぐるみが何種類もあって最高です。すべて『ファンの心をわかっている!そんなデザインほしかった!』というものばかり」とグッズをいっぱい抱えながら、自宅に余韻を持ち帰ろうとする人の姿も目撃。
そして「グッズが美しく陳列されていて、シリーズをよくわかっていないのに思わず杖を買ってしまいました。形が一番カッコよかったのでスネイプ先生の杖を購入しましたが、この杖でどんな魔法を使うのかは全然わからないので、急いで映画を観なければ…!と思っています」とグッズをきっかけにシリーズに飛び込もうとするライト勢など、最後までにぎわいを見せていた。