ブラッド・ピット×『トップガン マーヴェリック』制作陣による新時代の“超高速”体験が待ち受ける…映画『F1[R]/エフワン』に心も身体もアツくなる!
豪華スターが集結、胸アツの人間ドラマが心にグッとくる!
本作の魅力はリアリティだけにとどまらない。脚本には『トップガン マーヴェリック』でアカデミー賞にノミネートされたアーレン・クルーガーが参加し、“最速の称号”を競い合う人たちのドラマを生みだした。10チームが競い合うF1で、各チームが契約できるドライバーは2名のみ。F1ドライバーになれるのは世界で20人だけなのだ。F1は選ばれたエリートたちが、わずか1/100秒のラップタイムを競い合う熾烈な競技。ライバルたちに競り勝つために、レース前にはテクニカルディレクターのもとドライバーやメカニック、レースを分析するアナリストたちスタッフは綿密なレースプランを組み立てる。チームワークが不可欠だが、ソニーの加入によってチーム内に波紋が広がることになる。またトップを目指すドライバー同士は仲間であると同時にライバルでもあり、かつての天才と次世代の天才のせめぎ合いもドラマを熱く盛り上げる。
ソニーを演じるのは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)でアカデミー賞助演男優賞に輝いたブラッド・ピットで、自身もバイクを愛するモータースポーツファン。ジョシュア役はアンソニー・マッキー主演作『デンジャー・ゾーン』(21)などで存在感を見せた俊英ダムソン・イドリス、かつてのソニーの盟友ルーベンに『DUNE/デューン 砂の惑星』(21)のハビエル・バルデムなど実力派が集結し、様々な思いを胸に、命懸けでレースに挑む男たちの絆と友情のドラマを繰り広げる。
地上版「トップガン」と呼ばれるのはなぜ?臨場感あふれるスピード感を体感
本作いちばんの見せ場はもちろんレースシーン。チェッカーフラッグを目指し、20台のマシンが300kmの距離を競い合う。リアルな映像を追い求めトム・クルーズを戦闘攻撃機F/A-18E/Fスーパーホーネットに乗せた制作陣は、本作でピットやイドリスを実際のフォーミュラカーのハンドルを握らせ撮影を行った。使われたのはF1の登竜門として知られるF2マシンで、クラスはひとつ下だが最高速度320kmを誇るスーパーマシンだ。
スピードやG、ハンドル操作に慣れるため、ピットらは数か月かけてスポーツカーから徐々にランクを上げながらF2の運転を会得。クラッシュなど事故シーンなどを除いて、レースシーンは俳優たち本人が運転した。撮影には『トップガン マーヴェリック』のコクピット撮影などに使われたカメラの進化版を導入。ドライバー視点の映像からそのままカメラが回転し、ワンカットで運転するピットらの顔を映しだすなど緊迫感あふれる撮影がレースの激しさや過酷さを映し出す。またレースシーンでは、ルイス・ハミルトンのこだわりによってエンジン音など細部の表現までリアリティを徹底的に追求した。
本作の撮影に使われたのが、デジタルIMAXのアスペクト比で撮影できるSONYのデジタルムービーカメラ。映画作りのあらゆる工程でリアルを追求したことで、F1を体感できる本作。こだわり抜かれた映像とサウンド、そして胸アツなドラマと圧倒的なスピードを映画館で味わってみてはどうだろう。
文/神武団四郎