「タイムリープの青春ものだと思うよね、だまされてきて!」『リライト』で大興奮の映画体験をした観客たちが猛プッシュ!

「タイムリープの青春ものだと思うよね、だまされてきて!」『リライト』で大興奮の映画体験をした観客たちが猛プッシュ!

間違いなく鑑賞後行きたくなる!?最高すぎる尾道のロケーション

本作で忘れてはいけない重要なポイントの一つが、青春タイムリープ映画の代名詞といえる、大林宣彦監督の名作『時をかける少女』(83)へのオマージュが満載だということ。物語の舞台が尾道で、未来からやってきた転校生、ラベンダーの香りと、劇中には『時かけ』を知っている人ならピンとくるであろう要素が散りばめられている。

数々の名作が生まれた尾道で、オールロケを敢行!
数々の名作が生まれた尾道で、オールロケを敢行![c]2025『リライト』製作委員会

原作は静岡県が舞台になっていたが、映画化に当たって“尾道の物語”にすることが決められ、実際に夏の尾道でオールロケが敢行された。『時かけ』をはじめ、これまで数々の日本映画の名作が生まれた尾道の地は、本作のもう一つの主人公といえよう。「奥行きや光や風が効果的だった」(40代・男性)「尾道にロケ地めぐりに行きたくなる作品です!!」(30代・女性)と、どこを切り取っても絵になる尾道の美しい景観に魅了される観客も多数。

また、美雪たちの担任教師役として尾美としのり、美雪の母親役として石田ひかりが出演している点も、大林作品への直接的なオマージュとして見逃せない。実は原作小説は、刊行時に“バッドエンド版「時をかける少女」”とも呼ばれた作品。こうして映画になった『リライト』と大林版『時かけ』がシンクロすることは必然だったのかもしれない。

風光明媚で懐かしさも共存!尾道を聖地にした新たな青春映画が誕生
風光明媚で懐かしさも共存!尾道を聖地にした新たな青春映画が誕生[c]2025『リライト』製作委員会

「大林版『時をかける少女』への完璧なアンサー」(20代・男性)
「尾道市のロケーションと、尾美としのり、石田ひかりというキャスティングが良かった」(30代・男性)
「尾道3部作を愛する者として、こんなにも進化した形で『次』が観れてうれしかったです」(30代・女性)

物語の結末を知った時、あなたのリピート鑑賞が確定する!

1980~90年代に青春を過ごした世代の懐かしさを刺激する要素は、大林作品へのオマージュだけじゃない。高校時代のシーンで合唱の課題曲として歌い、同窓会の二次会でクラスみんなが歌うのは、1996年にヒットし現在も歌い継がれるスピッツの名曲「チェリー」。どこか懐かしい尾道のロケーションと、“あのころ”を思い出させてくれる名曲。これらが融合した本作は、まさに“時をかける映画”といっても過言ではない。

誰もが“あのころ”を思い出さずにいられない、青春群像が心に染みる
誰もが“あのころ”を思い出さずにいられない、青春群像が心に染みる[c]2025『リライト』製作委員会

さらにエンドロールを彩るのは、松居監督からオファーを受けた福岡出身のラッパーRin音が歌う「scenario」。「主題歌の一言一言がとても意味ある、とてもしみた作品」(30代・男性)「Rin音の音楽歌詞までストーリーに合っててすごくよかった!」(30代・女性)と絶賛の声が寄せられたように、作品世界を見事に表現した楽曲でラストシーンの後もしばらく余韻に浸れる、いや、浸りたい気持ちが止められなくなるはずだ。

「ラストまで観たいま、この映画をもう一度観たいです」(40代・女性)
「普段は同じ映画を複数回観に行くことはなく、『別の映画を観に行けるのに機会損失では?』と思っているのですが、この作品はもう一度観ようと思います」(20代・男性)
「伏線が回収されていく感覚が爽快で、考えながら観るのが非常に楽しかったです。阿達くんの作品という理由で観ましたが、キャスト関係なく出会えてよかった作品だと思いました」(20代・女性)

『リライト』は6月13日(金)より公開!
『リライト』は6月13日(金)より公開![c]2025『リライト』製作委員会

結末を知っていても何度も観たくなってしまうのは、巧妙に散りばめられた伏線を冒頭シーンから一つずつ確かめたいということもあるだろうが、それ以上に、あらゆる登場人物の立場から様々な視点で、まったく別の映画として楽しむことができるからだろう。観るたびに、前に観た時の記憶を書き換えながら、描かれていく魅力的な青春群像の一員になれる。是非とも劇場に何度も足を運び、タイムリープ×青春の新境地を目撃しよう!


文/久保田 和馬

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