ギフンはゲームに終止符を打てるのか?「イカゲーム」完結編配信前に、シーズン1&2をおさらい
ギフンは狂ったゲームに終止符を打てるのか?
衝撃的な展開の直後から始まるシーズン3。前述した「Netflix TUDUM 2025」では本予告が公開されたが、そこで明らかになったゲームの一つが“大縄跳び”だ。第1ゲーム「だるまさんがころんだ」でおなじみの巨大人形ヨンヒが新しいコスチュームに着替えて大縄を回す。一見簡単そうな遊びだが、無論これもギフンたち参加者を絶望の底へと叩き落す最悪なゲームだった。前シーズンでも、ゲームの続行を〇×で決めさせることで参加者たちの争いと分断をエスカレートさせてきたが、今シーズンはその対立がピークに。参加者たちの絶叫や、狂気と絶望に囚われた表情、死体の山が映しだされる。そして予告映像のラストでは、マスクを外したフロントマンがギフンに対し「456番、まだ人を信じるのか」と冷ややかに問いかける場面も…。
シーズン2終了段階で生き残っているのはギフンのほか、暗号通貨投資に失敗した元インフルエンサーのミョンギ(イム・シワン)、元海兵隊員デホ(カン・ハヌル)、特殊部隊出身のトランスジェンダー、ヒョンジュ(パク・ソンフン)、互いに庇い合いながらゲームを続けてきたヨンシク(ヤン・ドングン)とクムジャ(カン・エシム)親子、妊婦のジュニ(チョ・ユリ)など。その一方で、脱北軍人で、前シーズンにはゲームの舞台裏のおぞましい陰謀を垣間見せたピンクガードのノウル(パク・ギュヨン)や、失踪した兄の行方を追う警察官ジュノ(ウィ・ハジュン)の存在もある。
果たして彼らの動きが物語とどう関わってくるのか。全世界を熱狂の渦に巻き込んだ最高にイカして、最悪にイカれたゲームの結末をしっかりと見届けたい。
文/前田かおり
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