「M:I」最新作の来日記者会見をロングレポート!トム・クルーズ、「続けられているのは、私の夢を超えている」

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「M:I」最新作の来日記者会見をロングレポート!トム・クルーズ、「続けられているのは、私の夢を超えている」

「どうやったら最高の映画を作れるのかを考える」(トム・クルーズ)

シリーズへの想いを最後に語ってくれた
シリーズへの想いを最後に語ってくれた[c]2024 PARAMOUNT PICTURES.

――(記者からの質問)約30年もシリーズが続くと思っていましたか?

クルーズ「これほど長くやるとはもちろん思っていなかったです。『トップガン』を作った時も、続編を作りたがっていたけど、私はその準備ができていないと感じていたんです。俳優として、ストーリーテラーとしての才能を伸ばし、“シネマの言語”への理解を深めたかったんです。そして、のちにパラマウントのCEOとなるシェリー・ランシングと出会い、私の映画に対する情熱をすごく理解してくれて、サポートしてくれました。数年後、『ミッション:インポッシブル』を作りたいと話したところ、『なんでテレビシリーズを映画化するんだ』とみんなに言われたんですが、自分の能力や才能を試したいと答えました。1作目の制作した時には、次作をどうするか考えていました。そして3作目まで作った時には、シリーズで観客がなにを楽しんだのか掘り下げようと思って、『続けたい』という気持ちが生まれました。そこでクリストファー・マッカリーに出会い、シリーズを進化させることができたんです。

映画を作っていると『あなたが出演するならヒットする』と言われるのですが、そんなことは絶対にありえないです。ストーリーとキャラクターがうまくいっている意味ではないからです。私は学んだことすべてを次に応用したいと思っています。どんなジャンルであれ、学ぶことで作品をよりいいものにしようという想いがあります。どんな役を演じてようが、その歴史を学んだり研究をします。どうやったら最高の映画を作れるのかを考えるのです。そしてなるべく長く続きたい。だから、いまこうやって続けられているのは、私の夢を超えていると思っています。クリストファー・マッカリーやキャスト全員、そしてここにいる皆さんに本当に感謝しています」

【写真を見る】最後まで笑顔でファンサを続ける、トム・クルーズの“神対応”
【写真を見る】最後まで笑顔でファンサを続ける、トム・クルーズの“神対応”

2日間にわたり行われたジャパンプレミア。その最後を締めくくる記者会見は来場した観客からの割れんばかりの拍手のなか、大盛況のうちに幕を閉じた。『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月17日(土)より先行上映、5月23日(金)より公開となる。シリーズの最後、はたまたイーサンの最期…など様々な展開を推測させる意味深なものとなっているが、ぜひその目で確かめてみてほしい。


取材・文/編集部

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