原作のイメージにも重なる!?『山田くんとLv999の恋をする』作間龍斗が山田役にぴったりな理由
山田に重なる、作間龍斗が持つ魅力
これほど人気のあるキャラクターの実写化となると、俳優のハードルも高くなるはずだが、その山田役を原作ファンも納得の再現度で演じきったのが、原作コミックが大好きで、連載が始まった頃から愛読していたという作間。まず、すらりとした高身長のスタイルと切れ長の目が印象的なビジュアルは、原作の山田のイメージにかなり近い。そして、作間自身が纏う物静かで落ち着いている大人びた雰囲気も、山田のキャラと重なる。
一見、不愛想で話し方も辛辣だけれど、実は優しくて頼もしい、ギャップのあるクール系男子は、もともと作間の得意とする役どころだ。このギャップをわかりやすく出しすぎると、いかにもマンガ的な感じになって、観ている側もシラケてしまうのだが、作間の芝居にはわざとらしさがない。決して大げさにならず、生身の人間としてのリアルなさじ加減で、キャラクターの内面を見せていくので、すんなり共感することができる。
どことなく少年らしさを残した涼やかな清潔感があるところも作間の持ち味。年上女性と並んで立っている姿は実に画になるし、2人の間に恋のケミストリーが生まれる説得力が感じられる。作間は年の差ラブが似合う俳優でもあるのだ。
また、特に恋愛ものの作品において、作間の大きな魅力となるのは、ヒロインを見つめる時の眼差しの優しさである。“目は口ほどにものを言う”を体現したかのような、愛情のこもった穏やかな視線は、無口な役であるほど威力を発揮する。本作でも劇中、「山田って、いつからこんな目で私を見るようになったんだろう」という茜のモノローグがあるのだが、たしかにこの目で見つめられて、恋に落ちない人はいないのではないだろうか。
茜の家で山田がパソコンを修理していた時のハプニング、茜が山田の高校の文化祭に遊びに行った時に階段の踊り場で交わす会話、そして、普段敬語で話す山田だからこその破壊力があったクライマックスの象徴的なセリフ。原作コミックで読者の胸をときめかせた名シーンの数々も期待以上の臨場感で描かれているのがうれしい。