「世界がほんの少し愛おしくなる」「いい意味で裏切られる」…『片思い世界』の感想をネタバレなしで映画ファンに教えてもらった!

コラム

「世界がほんの少し愛おしくなる」「いい意味で裏切られる」…『片思い世界』の感想をネタバレなしで映画ファンに教えてもらった!

何気ない日常や会話を映しながら、そんな日々が愛おしいのだと気づかせてくれる

花束みたいな恋をした』では、とある男女の出会いと恋人になってからのキラキラした日々、すれ違い、別れまでが、何気ない会話のやり取り、誰もが共感できるエピソードと共に描かれた。

本作にも共通するところが見られ、3人が同じ部屋で寝起きし、歯を磨いて、朝食を取り、慌ただしく出かけていくといった日常風景が流れるように映し出されていく。さらに、誕生日を迎えたばかりのさくらの背が1年でどのくらい伸びたかを柱でチェックするシーンでは、柱に刻まれたいくつもの印も発見でき、お互いの成長やこの共同生活をどれだけ大事にしてきたかが短い時間ながらも鮮明に伝わってくる。このように共感できる演出やセリフ、やり取りなどから両作を比べるコメントも確認できる。

「感情と言動が一致したり不一致だったり、人間らしさが表現されていた」(10代・男性)
坂元裕二さんの脚本は日常の愛おしさを教えてくれるという印象が私のなかであります。たとえ届かない片思いであったとしても、その抱いた感情こそが大切なものなんだ、と」(20代・女性)
「『はな恋』も大切な人との愛しい時間や思い出、別れを映しているし、坂元脚本と土井監督のタッグは温かさや懐かしさを描くのが本当にうまいと思った。今作も見ようによっては悲しさ一色に染まってしまいそうなテーマや設定を題材にしながら、むしろクスッと笑えるほどの温かさを感じました」(30代・女性)
「リアリティとファンタジーの狭間を上手く描き切る作風がとてもすてきだと思います」(20代・男性)
「じっくりと長回しで役者の演技を捉えたり、“余計なことはせずに、役者と脚本を丁寧に映像に落とし込んでいく”職人芸がこのタッグの魅力だと思います」(20代・男性)
土井裕泰監督が作る、生活感はあるが所帯じみていない暮らしの描写が、3人のファンタジックな設定とマッチしていた」(40代・女性)

何気ない会話のやり取りやありふれた日常シーンを映しながら物語が進んでいく
何気ない会話のやり取りやありふれた日常シーンを映しながら物語が進んでいく[c]2024『片思い世界』製作委員会

坂元裕二が歌詞を書き下ろし!劇中曲「声は風」が心に沁みわたる

本作は美咲、優花、さくらが幼いころに同じ合唱団に所属していたことから、音楽の使い方にも様々な工夫が見て取れる。特に子どもたちの合唱シーンが参加者の心にも強く残っているようなのだが、劇中に登場する合唱曲「声は風」はなんと脚本の坂元自らが歌詞を書き下ろしたという。「卒業ソングにしたかった」と語られているように、そっと背中を押してくれる心温まる楽曲になっている。

「みんなの片思いを知ったうえで聴き直したら歌詞がスッと入ってきて、『はなればなれでも 目に見えなくても 君に呼びかける』の部分がとても泣けました」(30代・男性)
横浜流星さんのピアノも合唱の歌声も美しくて優しくて、こんなにも思いが伝わってくる曲があるんだなと驚きました」(30代・女性)
「『花が忘れても 種は覚えてる 生きる喜びを』の部分で涙があふれてしまいます…。鑑賞後は、その意味合いがまたさらに深くなり、もっと大好きな曲になりました」(40代・女性)
「子どもたちの天使のような歌声と、主人公の澄んだ歌声が心に沁みわたりました」(40代・女性)
「歌詞を覚えてしまったほど、ずっと歌を口ずさんでいます」(20代・女性)


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