ラストに驚愕する人続出…!「とんでもない傑作」「こんなに面白いとは」「今年のベスト入り確実」『教皇選挙』の見どころを解説
見ごたえたっぷり!まるで絵画のような美術装飾・衣装に引き込まれる
バチカンを舞台に繰り広げられる本作は、当然ながらバチカンでの撮影が許可されないため、撮影はイタリアを代表する老舗映画スタジオであるローマのチネチッタ・スタジオで敢行。驚くべきことにシスティーナ礼拝堂をはじめ、枢機卿たちが宿舎として利用する聖マルタの家や庭園など、教会施設はすべてセットで再現されている。偶然にもスタジオの倉庫には過去に作られたシスティーナ礼拝堂のレプリカが残されており、美術チームは、かつてセットの制作に携わった地元の職人たちを招き10週間かけてセットを再構築。豪華な天井画や壁、品のよい家具や調度品など細部にわたるまで美しく再現されている。そして、赤を基調としたキャソックなど衣装の色合いや質感も高く、美術や衣装デザインでアカデミー賞にノミネートされたのも納得のクオリティ。幻想的な撮影を含め、コンクラーベやイタリアの歴史を体感させられる世界観も本作の大きな魅力である。
「建物も衣装も本当に綺麗。もう一度じっくり見たくなった」
「真っ白な建物に真紅の衣装が映える。豪華絢爛たる密室劇」
「全編が動くバロック絵画のように猛々しく、神々しく、総毛立つほどカッコいい」
「アートを観ているようでした」
「冒頭から映像と音楽の美しさに引き込まれ、まるで絵画のように一つ一つのシーンが印象的」
クライマックスに向け急展開が加速していく本作。予測できないコンクラーベの行方はもちろん、選挙を通して描かれる人間模様やバチカンの歴史を震撼させる “事件”の勃発、そしてラストに待ち受ける衝撃と感動。「臨場感がたまりませんでした!」「ラストに釘付けになる」「ずっとドキドキする感覚の映画」「枢機卿たちを恐る恐る覗き見する感覚」「深く響く音楽と息遣いが聞こえる静けさ、環境音の使い分けがとんでもない!緊張感を正しく受け取る為に、ぜひ映画館で外界から隔離されてきてください」など観終えたあと、自分もコンクラーベに参加していたような没入感を味わえる作品だ。多くの絶賛の声が集まる本作を、ぜひ劇場の大画面で味わってほしい。
文/神武団四郎