監督、撮影、編集
子どもを育てたい、あるいは既に子育てをしているLGBTQ当事者を、10年以上にわたってサポートしてきた一般社団法人こどまっぷの共同代表、長村さと子監督が製作したドキュメンタリー。
ストーリー
同性婚が認められていない日本にも、子どもを育てている同性カップルの家族はたくさん存在する。しかしその大多数が、差別や偏見を懸念し関係性を隠して暮らしている。そして、それがゆえに社会に“いないこと”にされている。LGBTQ当事者とその家族のサポートを行う一般社団法人こどまっぷの共同代表で、自身も同性のパートナーと子育て中の長村さと子監督は、そんな家族のことを知ってもらいたいと、4組の子育て中または子どもを望む同性カップルの日常をカメラに収めた。精子提供をしてもらった友人と本人の両親たちと一緒に、生まれたばかりの赤ちゃんを育てるカップル。ステップファミリーになるために同棲を始めたシングルマザーと同性のパートナーのカップル。長年不妊治療に時間もお金も心も注いできたが、様々な期限にプレッシャーを感じているカップル。精子バンクを通じた精子提供で生まれ、育ててきた娘がまもなく成人を迎えるカップル。それぞれの家族の選択のなかにある、子どもへの愛情、子育ての悩み、未来への願いなどの思いに耳を傾ける。
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