映画ランキング - 全米映画
(2025/9/5~2025/9/7)

2025年9月8日 発表(毎週火曜更新)
2025年9月5日~2025年9月7日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『死霊館 最後の儀式』『ハミルトン』『Weapons』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    NEW

    死霊館 最後の儀式

    、135分、ホラー
    PG12
    3.7
    1491

    週末興収$83,000,000

    累積興収$83,000,000

    心霊研究家のウォーレン夫妻が実際に体験した怪奇事件を基にしたホラー「死霊館」シリーズの最終章。『THE MONKEY ザ・モンキー』のジェームズ・ワン、ピーター・サフランがプロデューサー、『死霊館のシ···もっと見る

  • No.2
    NEW

    ハミルトン

    公開未定
    4.2
    3

    週末興収$10,000,000

    累積興収$10,000,000

  • No.3
    1 down
    Weapons

    Weapons

    公開未定
    -
    0

    週末興収$5,370,000

    累積興収$143,045,000

  • No.4
    4 keep

    シャッフル・フライデー

    、110分、コメディ/ファミリー
    3.9
    735

    週末興収$3,800,000

    累積興収$87,813,679

    婚約パーティーに現れた占い師の呪文によって体が突然入れ替わってしまった家族の大混乱を描くコメディ。『ザ・ハリウッド』のリンジー・ローハン、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のジェイ···もっと見る

  • No.5
    3 down
    Caught Stealing

    Caught Stealing

    公開未定
    -
    0

    週末興収$3,200,000

    累積興収$14,901,000

  • No.6
    5 down

    ローズ家~崖っぷちの夫婦~

    、105分、コメディ/ヒューマンドラマ
    PG12
    3.5
    841

    週末興収$2,800,000

    累積興収$12,284,311

    一組の夫婦の離婚をめぐる“戦争”を描いた『ローズ家の戦争』を『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』のジェイ・ローチ監督がリメイクしたブラックコメディ。「ドクター・ストレンジ」シリーズのベネディクト・···もっと見る

  • No.7
    6 down

    週末興収$2,750,000

    累積興収$270,131,321

    「マーベル・コミック」最初のヒーローチームにして、4人の家族でもある“ファンタスティック4”を描くアクション。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のペドロ・パスカル、ジョセフ・クイン、「ミッション:···もっと見る

  • No.8
    7 down
    The Bad Guys 2

    The Bad Guys 2

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,450,000

    累積興収$77,710,000

  • No.9
    NEW
    Light of the World

    Light of the World

    公開未定
    -
    0

    週末興収$2,400,000

    累積興収$2,400,000

  • No.10
    8 down

    スーパーマン

    、129分、アクション/SF/ファンタジー/冒険・アドベンチャー
    4.2
    4045

    週末興収$1,000,000

    累積興収$353,302,000

    アメコミ史上最も歴史のあるヒーローを描くアクション。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガンがメガホンをとり、『Pearl パール』のデイヴィッド・コレンスウェットがスーパーマ···もっと見る

「死霊館」完結編、シリーズ最高成績で北米No. 1発進!北米公開を迎えた『鬼滅の刃』の興収予測もチェック
「死霊館」完結編、シリーズ最高成績で北米No. 1発進!北米公開を迎えた『鬼滅の刃』の興収予測もチェック
「死霊館」完結編、シリーズ最高成績で北米No. 1発進!北米公開を迎えた『鬼滅の刃』の興収予測もチェック

先週末(9月5日から9月7日まで)の北米興収ランキングは、おなじみ「死霊館」ユニバースの最新作にして、完結作となる『死霊館 最後の儀式』(10月17日日本公開)が堂々首位スタートを飾った。これで同ユニバースの作品は10本目(『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』を含める場合)になるが、「アナベル」シリーズの第1作と第3作を除く8本が初登場No. 1を獲得したことになる。
3802館で公開された『死霊館 最後の儀式』の初日から3日間の興収は8400万ドル。これは「死霊館」ユニバースとして最大のオープニングであり、これまでの最高成績だった『死霊館のシスター』(18)との対比は156%。「死霊館」メインシリーズの第1作、第2作のオープニングと比較すると倍以上の興収をたたきだしており、やはり“シリーズフィナーレ”という点が大きく寄与しているのであろう。 ちなみにこのオープニング成績は、現時点での2025年公開作のなかで第8位。北米の歴代オープニング興収ランキングでは122位とやや地味な位置に見えるが、ホラー作品だけに限定すればアンディ・ムスキエティ監督の「IT/イット」シリーズ2作に次ぐ歴代3位であり、ここ10年のホラー映画界を牽引してきた「死霊館」ユニバースの威厳を示すことにも成功したようだ。 とはいえ肝心の作品評価に目を向けてみると、批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば批評家からの好意的評価は57%、観客からのそれは79%と少々伸び悩み気味。これは「死霊館」のメインシリーズ過去3作で見れば、第1作と第2作には到底及ばないものの、前作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(21)とほぼ同水準。そもそも批評に頼るタイプのシリーズではないのでさほど気にする必要はないだろう。いずれにせよ、シリーズ最高興収である第1作の1億3740万ドルは悠々と超えてくるはずだ。 また『死霊館 最後の儀式』を配給するワーナー・ブラザースは、今年に入ってから36回ある週末のうち13回で週末No. 1を獲得している。『マインクラフト/ザ・ムービー』(25)や『罪人たち』(25)、『スーパーマン』(日本公開中)、『Weapons』などが大きなヒットとなっており、初登場No. 1は今回で8作目。そのうち7作品がオープニング興収4000万ドルを超えており、4作品がホラー映画。ワーナーの好調ぶりもさることながら、すっかりワーナー×ホラーの組み合わせが定番化してきたようにも見える。 さて9月12日からは、北米3300館規模で『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(日本公開中)がいよいよ公開を迎えた。事前の配給元の予測では週末3日間で3500万ドルほどの興収を挙げると見込まれているが、前売券の記録的なセールスを考慮すると4500〜6000万ドルに達するとの見方も。これまでの日本アニメのオープニング記録は『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』(98)の3106万ドル。同作の記録した興収8574万ドルが日本映画の北米における最高興収であり、それが破られる日がとうとうやってくるようだ。 文/久保田 和馬


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