映画ランキング - 全米映画
(2025/6/20~2025/6/22)

2025年6月23日 発表(毎週火曜更新)
2025年6月20日~2025年6月22日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『ヒックとドラゴン』『28年後...』『星つなぎのエリオ』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)

  • No.1
    1 keep

    ヒックとドラゴン

    、126分、ファミリー/冒険・アドベンチャー
    -
    1550

    週末興収$37,000,000

    累積興収$160,485,000

    ドリームワークス・アニメーションが手掛けたアニメーション映画『ヒックとドラゴン』(01)シリーズの初実写映画化。バイキングの少年ヒックと彼が出会ったドラゴンのトゥースとの友情と大冒険を描く壮大なファン···もっと見る

  • No.2
    NEW

    28年後...

    、115分、ホラー
    R15+
    3.7
    1723

    週末興収$30,000,000

    累積興収$30,000,000

    恐ろしいウイルスの流出によって発生したパンデミックの恐怖を描くサバイバルスリラー。『28日後...』の監督ダニー・ボイルと脚本アレックス・ガーランドが再タッグを組む。『クレイヴン・ザ・ハンター』のアー···もっと見る

  • No.3
    NEW

    星つなぎのエリオ

    、97分、アニメ
    3.8
    2755

    週末興収$21,000,000

    累積興収$21,000,000

    ひとりぼっちの少年が宇宙の仲間たちと出会い冒険を繰り広げるディズニー&ピクサーの長編アニメーション。監督を『リメンバー・ミー』でストーリーアーティストを務めたマデリーン・シャラフィアン、『私ときどきレ···もっと見る

  • No.4
    2 down

    リロ&スティッチ

    、108分、SF/ファンタジー/ヒューマンドラマ/ファミリー
    4.4
    5485

    週末興収$9,700,000

    累積興収$386,749,181

    ディズニーの同名アニメーションを実写映画化。ハワイを舞台に、いつも一人ぼっちな少女が、暴れん坊のエイリアンと出会い、かけがえのない絆を築いていく。『マルセル 靴をはいた小さな貝』のディーン・フライシャ···もっと見る

  • No.5
    4 down

    週末興収$6,550,000

    累積興収$178,379,000

    スパイ組織IMFに所属するイーサン・ハントと彼が率いるチームの戦いを映す「ミッション・インポッシブル」シリーズ第8作。2部作として製作された前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART···もっと見る

  • No.6
    3 down
    Materialists

    Materialists

    公開未定
    -
    0

    週末興収$5,815,506

    累積興収$23,920,137

  • No.7
    5 down

    バレリーナ:The World of John Wick

    、125分、アクション/バイオレンス
    R15+
    -
    2160

    週末興収$4,535,000

    累積興収$51,118,000

    復讐に燃える“バレリーナ”を主人公とする「ジョン・ウィック」シリーズ初となるスピンオフ作品。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のアナ・デ・アルマスが主人公イヴを演じる。また、ジョン・ウィック役のキア···もっと見る

  • No.8
    6 down

    ベスト・キッド:レジェンズ

    、94分、アクション
    4.0
    970

    週末興収$2,400,000

    累積興収$49,376,000

    2人のレジェンドから2つの異なる格闘スタイルを学んだ高校生の戦いを描く「ベスト・キッド」シリーズの6作目。「ミーン・ガールズ」のベン・ウォンが主人公のリーを演じるほか、オリジナル版『ベスト・キッド』で···もっと見る

  • No.9
    7 down
    Final Destination Bloodlines

    Final Destination Bloodlines

    公開未定
    -
    0

    週末興収$1,885,000

    累積興収$134,804,000

  • No.10
    NEW
    Kuberaa

    Kuberaa

    公開未定
    -
    0

    週末興収$1,713,841

    累積興収$1,713,841

ダニー・ボイル&アレックス・ガーランド再タッグの『28年後...』が北米初登場!シリーズ屈指の好発進で“3部作”へ前進?
ダニー・ボイル&アレックス・ガーランド再タッグの『28年後...』が北米初登場!シリーズ屈指の好発進で“3部作”へ前進?
ダニー・ボイル&アレックス・ガーランド再タッグの『28年後...』が北米初登場!シリーズ屈指の好発進で“3部作”へ前進?

先週末(6月20日から6月22日まで)の北米興収ランキングは、前週に引き続きドリームワークスの実写版『ヒックとドラゴン』(9月5日日本公開)がNo. 1をキープ。週末3日間の興収は前週比43.2%の3657万ドルと数字面ではまずまずだが、強力な新作タイトル2本を完封したという点では価値のあるV2といえよう。
『ヒックとドラゴン』の北米累計興収は、週末時点で1億6000万ドルを突破し製作費である1億5000万ドルを額面上は超えることに成功。また、平日に入ってからも順調に興収を積み重ね、アニメ版の第3作・第2作の累計興収をあっさり突破。このままのペースでいけば、アニメ版第1作の累計興収2億1758万ドルを抜き去るのも時間の問題であろう。海外興収も2億ドル突破目前であり、すでに2027年6月公開に設定されている実写版第2作への視界は良好のようだ。 さて、今回は2位に初登場を果たしたダニー・ボイル監督の『28年後...』(日本公開中)をピックアップ。英国の個性派監督と映画脚本初挑戦だった小説家アレックス・ガーランドのタッグで“ゾンビ映画”の常識を破った『28日後...』(02)から始まった同シリーズ。続く『28週後...』(07)で両者は製作総指揮として携わり、その後ボイルはオスカー受賞監督に、ガーランドは人気監督の仲間入りを果たしたわけだが、ふたたび監督と脚本家として18年ぶりのコラボレーションを果たした。 3444館で公開され、初日から3日間の興収は3000万ドル。これは北米におけるボイルの監督作のオープニング記録であり、シリーズ前作『28週後...』の北米累計興収2863万ドルをも上回るもの。また木曜日までの公開7日間ですでに北米累計興収は4000万ドルと、『28日後...』の成績も悠々と超える見込み。海外興収も英国での好調もあって3000万ドルに到達。第1作と比較すると10倍近い製作費がかけられている点が気になるが、好スタートといえよう。 批評集積サイト「ロッテン・トマト」によれば、批評家からの好意的評価の割合が89%、観客からのそれが64%と、批評家の数字が先行するのはボイル作品では珍しくないこと。この『28年後...』は3部作として展開することがあらかじめ公言されており、2作目はすでに撮影済みで2026年1月公開予定。3作目はまだゴーサインが出ていないようだが、次作にはいまやオスカー俳優となったキリアン・マーフィが再登板。今作の興収と評価、そしてマーフィの合わせ技で、一気に3作目への可能性が高まるはずだ。 一方、3位に初登場を果たしたディズニー/ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』(8月1日日本公開)は、初日から3日間で興収2084万ドルと、まさかまさかのピクサーブランドのワーストオープニングを更新。とはいえ同じようにスタートに躓いた『マイ・エレメント』(23)も息の長い興行で持ち直すことに成功している。『星つなぎのエリオ』は同作に匹敵する作品評価を得ているだけに、ここは長い目で見守っていくことにしよう。 文/久保田 和馬


続きを読む