映画ランキング - 国内映画
(2026/7/24~2026/7/26)
2026年7月27日
発表(毎週火曜更新)
2026年7月24日~2026年7月26日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』『トイ・ストーリー5』『キングダム 魂の決戦』などがランクイン!(興行通信社調べ)
7月24日から7月26日までの全国映画動員ランキングが発表。イラストレーターのナガノが2020年にTwitter(現X)で漫画の連載をスタートし、いまや世界中のあらゆる世代から熱烈な支持を集める「ちいかわ」初の劇場アニメ『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』(公開中)がついに公開を迎え、圧巻の成績でNo.1発進。今週は同作のオープニング成績を細かくチェックしていこう。
IMAX65館を含む全国447館で公開を迎えた『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』。初日から3日間で観客動員150万8538人、興行収入22億4033万3500円と、2026年公開作としては『劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」』(公開中)、『トイ・ストーリー5』(公開中)に次ぐ大ヒットスタート。初週末3日間の成績としては歴代11位の動員、同9位の興収であり、どちらにおいても『アナと雪の女王2』(19)を上回ったことになる。
初動から大きく跳ねやすい国内アニメ映画であるというざっくりとしたくくりを除けば、現状ではまだ国民的映画シリーズでもなく、少年漫画雑誌の大きなブランドの傘下にいるわけでもなく、抜群の知名度を誇る監督の新作というわけでもない同作(メガホンをとった及川啓監督は「ウマ娘 プリティーダービー」シリーズの監督で、これが劇場長編アニメ初監督となる)。そのため比較対象が少なく、この先どこまで数字を伸ばすのかなかなか読みづらいところではある。
そこで着目したのは、週末中に発表された初日成績。動員は発表されていないが、興収は9億9000万円と、ヒットの目安の“10億円”までたった1日で迫ることに成功している。初日成績を公表している作品に限っても、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(25)と『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)、『ONE PIECE FILM RED』(22)、『ハイウェイの堕天使』、『劇場版 呪術廻戦 0』(21)、『劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」』(25)という錚々たる顔ぶれに次ぐ好成績だ。
初週末、特に初日の成績の高さは、作品に対する期待値の高さが如実にあらわれやすい。近年は金曜日公開が主流となっている(先段の6作品のうち『ONE PIECE FILM RED』のみ土曜公開)が、「鬼滅の刃」と「名探偵コナン」の熱狂ぶりは言うまでもなく高く、『劇場版 呪術廻戦 0』は冬休み期間かつ劇中の重要な局面が描かれる日付に合わせての公開が奏功。今回の『ちいかわ』も夏休みに入ってからの公開が後押しとなり、初日が平日であることをものともしない爆発的な初日を迎えることができたのであろう。
ただ気になるのは、初週末3日間の興収に占める初日興収の割合が異様に高いことである。一般的に金曜日よりも土日のほうが映画館が賑わうのはいわずもがな。例えば『トイ・ストーリー5』や『ズートピア2』(25)の場合、初週末3日間興収に占める初日興収の割合は20%前後であった。一方、初日を待ち望む観客がかなり多かった『無限城編』で29.8%、『隻眼の残像』で30.8%、『ハイウェイの堕天使』で32.4%と、やはりこれらはやや高め。
ところが『ちいかわ』の場合は、なんとそれを大きく上回る44.2%。初日興収の上位陣では『劇場版 呪術廻戦 0』が39.8%と抜けて高かったが、それをも上回っているのである。単に夏休みだから分散しているのか、あるいはこれまでにないほど“初動型”の作品なのか。そのどちらかによって、最終的な到達点は大きく変わってくるだろう。
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の登場によってさらに盛り上がりを見せている今年の夏休み興行。公開4週目を迎えた『トイ・ストーリー5』は週末3日間で動員54万6500人、興収7億7300万円と、前週比67%の成績で2週連続2位をキープ。これで累計成績は動員597万人&85億円を突破。“興収100億円”の大台到達へ、着々と数字を伸ばしている。
一方、前週1位に初登場を果たした『キングダム 魂の決戦』(公開中)は、週末3日間で動員44万9600人、興収7億3400万円と、前週比45%の動員成績で3位に。累計成績は動員214万人&興収33億円を突破。また4位となった『Michael/マイケル』(公開中)は週末3日間で動員13万9700人、興収2億2100万円と夏休みに入ってからも安定感抜群。累計成績は動員435万人&興収69億円を突破した模様。
新作は『ちいかわ』以外に3タイトルがランクイン。5位には『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』と『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』の2本立てとなる『仮面ライダーゼッツ&超宇宙刑事ギャバン インフィニティ Wヒーロー夏映画2026』(公開中)が初登場。
世界的人気を誇る児童向けアニメの劇場版シリーズ第3弾『パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー』(公開中)は6位に初登場。FRUITS ZIPPERの鎮西寿々歌が主演を務めるホラー映画『だぁれかさんとアソぼ?』(公開中)は7位に初登場を果たし、8位の『口に関するアンケート』(公開中)と共に、“Jホラーの巨匠”清水崇監督作品が並ぶ結果となった。
以下は、1~10位までのランキング(7月24日〜7月26日)
1位『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』
2位『トイ・ストーリー5』
3位『キングダム 魂の決戦』
4位『Michael/マイケル』
5位『仮面ライダーゼッツ&超宇宙刑事ギャバン インフィニティ Wヒーロー夏映画2026』
6位『パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー』
7位『だぁれかさんとアソぼ?』
8位『口に関するアンケート』
9位『オブセッション 災愛』
10位『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』
次週末は、トム・ホランド主演のマーベル・シネマティック・ユニバース版「スパイダーマン」の最新作『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』(7月31日公開)、ディズニーの同名アニメーション映画を実写映画化した『モアナと伝説の海』(7月31日公開)、劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズの第33作『映画クレヨンしんちゃん 奇々怪々!オラの妖怪バケ〜ション』(7月31日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬
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