映画ランキング - 国内映画
(2025/10/3~2025/10/5)

2025年10月6日 発表(毎週火曜更新)
2025年10月3日~2025年10月5日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『チェンソーマン レゼ篇』『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』『国宝』などがランクイン!(興行通信社調べ)

  • No.1
    1 keep

    チェンソーマン レゼ篇

    、100分、アニメ
    PG12
    4.6
    11414

    悪魔の心臓を持つ“チェンソーマン”になった少年が、公安対魔特異4課に所属しデビルハンターとして活躍する姿を描く藤本タツキによる漫画「チェンソーマン」の劇場版。主人公デンジ役の戸谷菊之介、マキマ役の楠木···もっと見る

  • No.2
    2 keep

    劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

    、155分、アニメ/アクション/コメディ/ファンタジー
    PG12
    4.7
    30231

    鬼となった妹を人間に戻すため、鬼狩りの組織「鬼殺隊」に入隊した少年の戦いを描く「鬼滅の刃」の劇場版第2弾。3部作の第1章であり、テレビアニメシリーズ、劇場版第1弾に引き続き外崎春雄が監督を、ufota···もっと見る

  • No.3
    5 up

    国宝

    、175分、ヒューマンドラマ
    PG12
    4.6
    18150

    吉田修一の同名小説を、『悪人』の李相日監督が映画化した人間ドラマ。任侠の家に生まれながらも、歌舞伎の世界に飛び込んだ男が、芸の道に人生を捧げ歌舞伎役者になるまでを描く。『ぼくが生きてる、ふたつの世界』···もっと見る

  • No.4
    3 down

    沈黙の艦隊 北極海大海戦

    、132分、アクション/戦争
    4.2
    4071

    かわぐちかいじ原作の実写映画『沈黙の艦隊』に続くシリーズ第二章で、北極海を舞台にした激しい魚雷戦と、地上で行われる衆議院解散総選挙の政治戦を描く。監督を引き続き吉野耕平が務める。『キングダム』の大沢た···もっと見る

  • No.5
    4 down

    8番出口

    、95分、ホラー/サスペンス・ミステリー
    3.8
    13986

    2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが個人で制作したウォーキングシミュレーターゲームを、二宮和也主演で実写映画化。無限にループする地下通路に閉じ込められたプレイヤーが、···もっと見る

  • No.6
    NEW

    火喰鳥を、喰う

    、108分、ホラー/サスペンス・ミステリー
    3.9
    6623

    第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞にて、大賞を受賞した原浩の小説を『シャイロックの子供たち』の本木克英監督が実写映画化。ある日突然届いた“死者の日記”が引き起こす、不可解な出来事をめぐる。『本心』の···もっと見る

  • No.7
    6 down

    ブラック・ショーマン

    、127分、サスペンス・ミステリー
    4.0
    10197

    東野圭吾のミステリー小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を福山雅治主演で映画化。実の父が何者かに殺されたことをきっかけに、その娘と叔父の元マジシャンがバディを組み、謎に挑む姿を描く。『ちひろ···もっと見る

  • No.8
    NEW

    ワン・バトル・アフター・アナザー

    、162分、アクション
    PG12
    4.0
    2794

    娘がさらわれたことがきっかけに、元革命家として逃げ続ける生活を捨て闘う姿を描くアクション。冴えない元革命家ボブを『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のレオナルド・ディカプリオ、ボブと娘の命を執拗に狙···もっと見る

  • No.9
    7 down

    妖精の力を借りて変身する魔法少女の活躍を描く、「プリキュア」シリーズの22作目「キミとアイドルプリキュア♪」の劇場版。「ひろがるスカイ!プリキュア」の小川孝治が監督を務め、咲良うた役の松岡美里、蒼風な···もっと見る

  • No.10
    10 keep

    ひゃくえむ。

    、106分、アニメ
    4.5
    3462

    「チ。-地球の運動について-」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少で受賞した新鋭、魚豊の連載デビュー作を『音楽』の岩井澤健治監督が劇場アニメ化。陸上競技の世界で、「100m」という10秒に満たない一···もっと見る

『チェンソーマン レゼ篇』が前週比110%の成績でV3達成!『鬼滅』『国宝』、9月らしからぬ“夏興行”の持続ムードはいつまで続く?
『チェンソーマン レゼ篇』が前週比110%の成績でV3達成!『鬼滅』『国宝』、9月らしからぬ“夏興行”の持続ムードはいつまで続く?
『チェンソーマン レゼ篇』が前週比110%の成績でV3達成!『鬼滅』『国宝』、9月らしからぬ“夏興行”の持続ムードはいつまで続く?

10月3日から10月5日までの全国映画動員ランキングが発表。公開3週目を迎えた『チェンソーマン レゼ篇』(公開中)が、今週も危なげなくトップの座を守り抜きV3を達成。しかも週末3日間の成績は観客動員57万7000人、興行収入8億9700万円と、前週末を110%以上も上回る成績を収めている。
ここにきて『チェンソーマン レゼ篇』が上昇カーブを描いた要因としては、この週末から新たに入場者プレゼント第2弾が配布となったことと、MX4Dや4DX、Dolby Cinemaといった上映フォーマットの拡大が考えられる。週末時点での累計成績は動員288万人&興収43億円を突破。本作が今後どのように推移し、どのぐらいの成績で着地するのかはまだ見えてこない。 というのも、今年の夏から9月にかけての興行は“例外”づくしであったから。通常であれば9月公開作は大作がひしめき合う夏興行を避けた作品が目立ち、ややターゲットの年齢層を高めにねらった作品など、ヒット作は生まれても“メガヒット作”が生まれづらい時期でもある。しかし今年の場合、夏興行に『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(公開中)が組まれていたことで従前から一強ムードが確定的となり、これまでのパターンがはっきりと崩されることに。 しかも夏が終わっても『鬼滅の刃』の勢いは衰えておらず、さらに夏の終わりに存在感を示した『8番出口』(公開中)もまだまだ元気で、初夏に公開された『国宝』(公開中)が異例の社会現象を起こして夏を堂々と越えてきた。よって今年の9月興行は、従来のような“秋興行”ではなく、“夏興行”の勢いがそのまま持続しているといっても過言ではない状況。10月に入っても夏のような天気が続いているが、それは映画界も同じのようだ。 結果的に『レゼ篇』は、9月公開のアニメ映画としては過去最大のヒットとなっている。そうなると気になるのは、この“夏”がいつまで続くのか。10月以降、『秒速5センチメートル』(10月10日公開)を皮切りに安定したヒットが見込めそうなタイトルがいくつか控えているものの、現状でメガヒットの可能性を備えているタイトルは少なく、あっても年末興行を見据えた11月後半になってから。 『レゼ篇』が作品自体のポテンシャルの高さをフルに活かし、終わらない夏興行の勢いを年末興行へとつなぐ橋渡しの役割を果たすことになれば、現時点で予測されている最終興収60〜70億円という着地点を突破することも可能なはずだ。もちろん『鬼滅の刃』や『国宝』との対決も今後さらに熾烈になってくるだろう。 ランキングの上位5作品は前週と同じ顔ぶれだが、わずかに順位の変動が見られている。そのなかで『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、まだ『チェンソーマン レゼ篇』以外には負けられないといわんばかりに2位をキープしている。 公開12週目の週末3日間の成績は、動員が27万2000人、興収が4億3200円と前週を上回る動員成績を記録(興収は前週比97%)。累計成績では動員2470万人&興収357億円と、前週末からの1週間で44万人&7億円の上乗せに成功。一歩ずつではあるが『劇場版「鬼滅の刃」無限列車篇』(20)に近付いている。 一方、公開18週目を迎えた『国宝』が3位にランクインし、4週ぶりにトップ3への返り咲きを果たした。久々に発表されている週末3日間の成績は、動員12万9900人、興収1億9400万円。約4か月前の公開初週末と比較すると53%の動員成績であり、上映館数や上映回数が大幅に減っていることを考えれば驚異的だ。 累計成績は動員1122万人&興収158億2000万円を突破。前週からおよそ4億円ほど興収を上乗せしており、日本歴代興収ランキングでは『崖の上のポニョ』(08)と『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(24)を抜いて15位まで浮上。現在14位にいる『アバター』(09)の興収159億円を抜き去るのも時間の問題であり、実写邦画歴代No.1まではあと15億3000万円となっている。 前週3位に初登場を果たした『沈黙の艦隊 北極海大海戦』(公開中)は週末3日間で動員12万2000人、興収1億7500万円を記録して4位にランクイン。累計成績は動員46万人&興収6億円を突破。公開6週目を迎えた『8番出口』も順位を1つ下げて5位となったが、累計成績で動員322万人&興収45億円を突破している。 新作では、第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した原浩の同名小説を、水上恒司主演、山下美月とSnow Manの宮舘涼太の共演で実写映画化した『火喰鳥を、喰う』(公開中)が6位に初登場。 そしてレオナルド・ディカプリオが主演を務めたポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』(公開中)は、初日から3日間で動員8万3800人、興収1億3100万円を記録し8位にランクイン。IMAXやDolby Cinemaなどのラージフォーマット上映が絶好調とのことで、ここ2週ほど続いていたトップ10の邦画独占状態をなんとか阻止した。 以下は、1~10位までのランキング(10月3日〜10月5日) 1位『チェンソーマン レゼ篇』 2位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』 3位『国宝』 4位『沈黙の艦隊 北極海大海戦』 5位『8番出口』 6位『火喰鳥を、喰う』 7位『ブラック・ショーマン』 8位『ワン・バトル・アフター・アナザー』 9位『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』 10位『ひゃくえむ。』 今週末は、新海誠監督の同名アニメ映画を松村北斗主演で実写映画化した『秒速5センチメートル』、人気アニメ「アイカツ!」と「プリパラ」がコラボレーションを果たした『アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-』(10月10日公開)、SFアドベンチャー「トロン」シリーズの15年ぶりの第3作となる『トロン:アレス』(10月10日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


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