森田剛がハマり役!『見上げてごらん』の「かなりリアルな中年」像に、映画ファンから共感の声「エールをもらった」「夢への距離感は人それぞれ」

森田剛がハマり役!『見上げてごらん』の「かなりリアルな中年」像に、映画ファンから共感の声「エールをもらった」「夢への距離感は人それぞれ」

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森田剛が夢をこじらせた42歳の“万年マンガ家アシスタント”の主人公を演じる『見上げてごらん』が10月30日(金)より公開される。それに先駆けて開催したMOVIE WALKER PRESS試写会で来場者にアンケートを実施したところ、「じわじわとあたたかい気持ち。ほっこりしました」(20代・女性)や「夢や仕事の捉え方、いろんな視点が愛おしく楽しい作品でした」(40代・男性)など、世代や性別を問わずに「胸に響いた」という声が多数届いた。

“何者か”になるために努力を重ね、それでもうまくいくことばかりではなく、悩み苦しみ、時には誰かを羨んだり…。そんな誰もが一度は経験したことがあるだろう“夢”との折り合いの付け方について、優しく問いかけ、肯定してくれるような本作。いったいどのような点が観客の琴線に触れたのだろうか。本稿では、アンケートに寄せられた感想コメントをピックアップして紹介しながら、ちょっぴり痛くて愛おしい本作の魅力を深掘りしていこう!

“夢”を見たことがある人なら刺さる!監督の経験から生まれたストーリー

“万年アシスタント”の主人公に、大きなチャンスがやってくる?
“万年アシスタント”の主人公に、大きなチャンスがやってくる?[c]2026「見上げてごらん」製作委員会

マンガ家になるという夢を抱いて業界入りし、気が付けば20年近くも巨匠マンガ家のアシスタントを続けている土屋輝一(森田)。先にデビューした後輩に嫉妬し、人気声優の妻とは別居中で、一緒に暮らす中学生の娘とも気持ちがすれ違ってばかり。そんな土屋のもとにあるマンガ企画が舞い込み、彼は熱量不足に悩む編集者の潮田ユキ(森川葵)と40歳の新人アシスタントの山田ぽてと(川上友里)と共に一歩踏みだしていくのだが…。

「裏側の人間の葛藤や人生が丁寧に描かれていた」(40代・男性)や「人間ひとりひとりの生き方や人生を上手に表現している」(50代・男性)など、感想コメントのなかで特に目立っていたのは、リアルで的確な人物描写を評価する声だ。本作でメガホンをとったのは、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団「分福」の森本晶一と佐藤快磨の2人の気鋭監督。森本監督が長年助監督として味わってきた経験を、マンガ家アシスタントの世界に置き換えて描いたオリジナルストーリーであり、職業は違っていても根底にあるテーマやメッセージは変わらない。

アシスタント歴20年。巨匠マンガ家の右腕として生きてきた土屋輝一(森田剛)
アシスタント歴20年。巨匠マンガ家の右腕として生きてきた土屋輝一(森田剛)[c]2026「見上げてごらん」製作委員会

観客のなかには、マンガ家として活動しているという人や、かつてマンガ家や“ものづくり”に携わる仕事を夢見て叶わなかったという人が多く見受けられた。「大きく夢が叶わなくても、夢を見続けている道中も夢なんだなあ…。ずっと続けていれば、ずっと好きなこととつながり続けていられるんだと思いました」(30代・女性)というコメントからも見て取れるように、土屋と同じような時期を過ごしたことがある人ほど、自身の経験と重ね、振り返りたくなるようだ。


また、キャラクター性が際立った個性的な登場人物たちのアンサンブルや、彼らを優しく見つめるような視点のあたたかさ、作品全体を取り巻く独特のリズムに魅了される観客も多数。

「いい意味で脱力した。場面の切り替えやシュール感など、この一作そのものがマンガみたい」(40代・女性)
「ゆるいけど考えさせられる作品」(30代・女性)
「シュールなのにシニカルすぎない温かみがありました」(50代・女性)

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