森田剛がハマり役!『見上げてごらん』の「かなりリアルな中年」像に、映画ファンから共感の声「エールをもらった」「夢への距離感は人それぞれ」

森田剛がハマり役!『見上げてごらん』の「かなりリアルな中年」像に、映画ファンから共感の声「エールをもらった」「夢への距離感は人それぞれ」

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解釈は人それぞれ!タイトルから受け取ったメッセージは?

潮田と山田と共にマンガづくりに踏み出す土屋に待つ未来とは?
潮田と山田と共にマンガづくりに踏み出す土屋に待つ未来とは?[c]2026「見上げてごらん」製作委員会

そしてもう一つ本作を形づくる重要な要素となっているのは、芯を食ったようなセリフの数々。「どのセリフが印象に残ったか?」というアンケートの質問に対し寄せられた回答は、土屋が潮田に対してマンガへの熱烈な愛情を語るシーンでの「好きの質が違う」や、山田の実家で彼女の父親に潮田が言い放つ「娘さんの人生は娘さんのもの」など三者三様。そのなかでも特に多くの観客の心に刺さっていたのは、本作の主題ともいえる土屋のセリフ。「夢を叶えるって、そんなに大事?」だ。

「夢を叶えるのは大切だとずっと思っていたけれど、たしかにそこがゴールではない気がした」(50代・女性)
「私はこの言葉を言われたらなにも言えなくなってしまう。はっとさせられました」(20代・女性)
「人生いろいろでいいし、売れて成功することばかりがすべてではないと思った」(40代・女性)
「夢を叶えない限り幸せになれないのか、という問いとして考えさせられました」(40代・男性)

“夢”にどう折り合いをつけるべきか…なにかを志した経験がある人は必見!
“夢”にどう折り合いをつけるべきか…なにかを志した経験がある人は必見![c]2026「見上げてごらん」製作委員会

このセリフと同じように、本作が掲げる“夢との折り合いの付け方”を言い表しているのは、ほかでもない『見上げてごらん』というタイトルであろう。「映画を観終わって、このタイトルになにを感じたか?」という質問には、「上を目指せということではなく、自分のいる場所から少し空を見てみる。それくらいでもいい。夢への距離感やテンポはひとそれぞれ」(40代・男性)など、観客それぞれの多様で深い解釈が寄せられていた。

「肩の力を抜きなよ、というメッセージのように思えた」(40代・女性)
「夢が叶わなくてもいいし、それに向かって頑張ってもいいとエールをもらった」(20代・女性)
「一生懸命自分のやれることをやって胸張れるんだよ」(40代・男性)
「大好きなものを握りしめていけば、そのうちなんとか落ち着くところに落ち着くんだなと思いました」(30代・女性)
「見上げてみたら、自分にはなにが見えるんだろう」(50代・女性)

正解がないからこそ難しく、正解がないからこそおもしろいのが人生というもの。土屋が夢をこじらせた果てに迎えるラストシーンについては「予想外でびっくりした」(50代・女性)や「思わず笑っちゃいました」(40代・男性)という声もあり、これもまたどんなことが起こるかわからない人生模様を描く本作だからこその魅力といえるだろう。


「現実的な仕事について平凡な生活をしている生き方も、夢を追いかけ続ける生き方も、結末が良ければ最後はハッピーなんだと気づける映画」(50代・男性)。忙しい日々を送ることや、夢を追いつづけることにちょっぴり疲れた時にこの映画を観れば、ふと立ち止まって周りを見渡し、ちょっとだけ空を見上げたくなるはず。是非とも映画館で、あたたかな優しさに包まれるようなひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。

文/久保田 和馬

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