「ダルシムがめちゃめちゃ男前」なだぎ武、人気ゲームの実写版『ストリートファイター/ザ・ムービー』に太鼓判!
全世界のシリーズ累計販売本数6000万本を超える対戦格闘ゲームの金字塔を、ハリウッドで実写映画化した『ストリートファイター/ザ・ムービー』。いよいよ公開を迎えた10月16日、ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらいで本作の大ヒット祈願イベントが行われ、なだぎ武(とあるアメリカ人夫婦の夫役、日本語吹替声優)、中山貴之(製作/「ストリートファイター6」ゲームディレクター)、越智猛(「ストリートファイター6」キャラクターデザインチーム リーダー)が出席した。
「対戦格闘ゲーム」というジャンルそのものを確立した「ストリートファイター」シリーズを、鍛え上げられた肉体による生身のアクションと最新鋭のVFXを融合させて描く本作。
日本語吹替声優として「ちょこっと参加させていただいている」というなだぎは、「若い時からゲームをずっと、やらせていただいて。いままでアニメになったり、実写化もありましたが、改めてこの令和の時代にまた『ストリートファイター』が実写化されるとは思ってもいなかった。非常にびっくりしました」と率直な感想を吐露。同時に「自分がその作品に少しでも携われることができたので、非常にうれしかった」と喜びをにじませた。初日を迎えた心境として「ようやくという感じです」と切り出した中山は、「自分が本作に参加したのは、3年前。そこからちょっとずつ、製作に携わっていった」と振り返りながら、「感無量。感慨深いです」としみじみと語った。
見どころを聞かれたなだぎは、「この間のジャパンプレミアでは、狩野英孝ちゃんが思い切り、ネタバレしていた。びっくりするようなネタバレ」と苦笑いを浮かべ、自身もネタバレに注意しつつ、「本当に全部が見どころ」とコメント。「ゲームから入った人も、『ストリートファイター』を知らない人も楽しめる作品になっています」と太鼓判を押した。
ゲームを楽しんでいた立場から「ゲームで繰り出されていた技が、どう実写化されるのか。ストーリー性がどうなるのかも、楽しみにしていた」というなだぎは、「ポップに仕上がっていて、コメディ要素として笑えるところも結構あった。キャラクターの一人ひとりが立つようになっていて、いろいろと見どころがあった」と述べ、大きくうなずいた中山も「映画って時間が限られているけれど、そのなかにキャラクター同士の関係性や友情といったところが、ゲームとは違った角度で観られるようになっていた。そこがすごくいいなと思いました」と熱を込めた。
さらになだぎは、リュウとケンのストーリーに対して「感情移入できた」そうで、「バックボーンもあって、ケンはケンなりに苦労しているところもあったり」と新たな発見もあった様子。中山は「昔から知っている人は、“そういうことか“と思えるところもある」と語る。それからもシリーズに登場するキャラクター談義が止まらず、なだぎは「ダルシムがめちゃめちゃ男前。今回、びっくりしました。ゲームでは白目をむいたおっさんなのに!あれはよかった!」と興奮を口にしていた。
本シリーズを好きになったきっかけに話が及ぶと、ゲームセンターの思い出に触れたなだぎ。「格闘ゲームって、それまではコンピュータを相手に戦うというのが主流だったんです。『ストII(ストリートファイターII)』からアーケード版になって、赤の他人と対戦することができるようになった。いまでは当たり前のものを先駆けてやり出したのが、『ストII』。誰か知らない人と対戦することに、ワクワクしながらゲーセンに行った」と回顧。
「“相手をボコボコにした、よっしゃー!”と思ったら、ゲーム機の横から、怖い顔をした人が『お前、なんや』と。お金持って、すぐに逃げました。リアルファイトは勇気がないので!」と青春の思い出を語り、会場の笑いを誘った。特に好きなキャラクターは、「『ストII』をやり出したころは、豪鬼やサガットが好きでした」とのこと。「今回の作品で、まさかサガットがあんな感じで出てくるとは。最初は出てこないかもとちょっと諦めていたんです。こんな感じで出てくるのか、このパターンか!と面食らいました」と熱弁。中山は「僕はガイルをずっと使っていて、すごく好きなんです」と好きなキャラクターを明かし、小学生のころには、ガイルが必殺技を繰り出す時の絵を描いていたとも。「本作では、コーディ・ローデスさんがガイルをいい感じに演じている」とうれしそうな笑顔を見せていた。
この日は、本作にも登場するリュウ、ケン、春麗、ベガなど、「ストリートファイター」シリーズを代表する主要キャラクターが一堂に並ぶ、迫力のライブペインティングが実施された。「ストリートファイター6」キャラクターデザインチーム リーダー越智が自ら描き上げ、躍動感あふれるキャラクターたちが1枚のアートとして完成。ここでしか見られない特別なパフォーマンスとなり、中山となだぎも、最後の“筆入れ”を見守った。イラストを見上げたなだぎは、「すごいですね!カッコいい」と惚れ惚れ。越智は「『ストII』らしさを意識して描いた。レトロな感じ、色味にチャレンジしました」とイラストに込めた想いを語っていた。
キャラクターをデザインする際、「中山さんから国と、キャラクターの格闘技を提案されて。それをもとに、デザイナーの皆さんで描いて、プレゼンして、コンペで選んでもらう」と裏話を披露した越智。まだ映画を観られていないといい、「豪鬼が好きなので、映画で(必殺技の)瞬獄殺がどのように描かれているのかが気になる!」と期待を膨らませていた。
なお、完成したペイントは期間限定でローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい前のスペースにて展示されているので、ぜひ映画と一緒に楽しんでほしい。
取材・文/成田おり枝
