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プチョン国際映画祭2026レポート!NEON配給のクィア・ホラー『Leviticus』やパン兄弟最新作、インドネシアの注目ホラーがお披露目

プチョン国際映画祭2026レポート!NEON配給のクィア・ホラー『Leviticus』やパン兄弟最新作、インドネシアの注目ホラーがお披露目

記念すべき第30回目を迎えた、韓国のプチョン国際ファンタスティック映画祭に7日間参加してきた。今年も世界各国のジャンル映画321本が上映されたが、多くの作品のチケットがソールドアウトに。韓国における映画祭人気を改めて肌で感じることとなったが、映画祭で鑑賞したホラー映画のなかで特に心に残った作品を紹介してみよう。

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』のコーズウェイ・フィルムズが放つ新作ホラーがお披露目

 【写真を見る】ゲイのティーンエイジャー2人が超常現象的存在に襲われる姿を描く『Leviticus』
【写真を見る】ゲイのティーンエイジャー2人が超常現象的存在に襲われる姿を描く『Leviticus』[c]Neon Courtesy Everett Collection

オーストラリアのアートハウス・ホラー『Leviticus(原題)』は、今年のサンダンス映画祭でお披露目となり、NEONが北米配給権を獲得したロマンティックなスーパーナチュラルホラー。自分が欲望を抱く相手の姿に化けたバイオレントな超常現象的存在に襲われる、2人のゲイのティーンエイジャーの恐怖を描いたスリリンングな秀作だ。『イット・フォローズ』(14)や『リング』(98)などのJホラーを彷彿とさせる設定だが、静謐でリリカルなトーンは同じオーストラリアの『ババドック~暗闇の魔物~』(14)やロバート・エガース監督の『ウィッチ』(15)を想起させる。製作会社は『ババドック~暗闇の魔物~』や『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(22) 、『ブリング・ハー・バック』(25)などを放ち勢いに乗るコーズウェイ・フィルムズだ。キャストには、ジョー・バード、ステイシー・クラウゼン、ミア・ワシコウスカらが出演。監督はこれがデビュー作となるエイドリアン・チャレラ。エンドクレジットではフランク・オーシャンの「Self Control」が流れるが、これが映画に非常にマッチしている。

パン兄弟の最新作は、不思議な霊能力を持つ女性が主人公
パン兄弟の最新作は、不思議な霊能力を持つ女性が主人公

『the EYE 【アイ】』(01)で知られる香港の双子監督、パン兄弟の最新作『The Mage(英題)』もプチョンでワールドプレミア上映された。街で連続して起こる殺人事件を調査するうちに、事件現場にゴミを収集している謎の女性の姿が常にあることを発見した警察官は、彼女が特殊な能力を持ち、殺された者たちの魂を解放し“あの世”に送る役目を果たしていることを知る。やがて一連の殺人事件が謎のカルト的儀式に関連していることがわかり、2人は次の犠牲者として狙われる、というストーリー。香港のホラーらしくアクの強い濃厚でヘヴィでダークな作品だが、不思議な霊能力を持つホームレスの女性を主人公に据え、彼女の悲劇的な過去を交錯させることで重層的でドラマ性も高い作品に昇華されている。主演を務めたのはジョシー・ホー(『ドリーム・ホーム』)とカルロス・チャン(『レイジング・ファイア』)。最近あまり名前を見かけなかったパン兄弟にとって久々の快作だ。


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