鈴木亮平「膝が震えています」劇場版第3弾『TOKYO MER』完成披露に4000人熱狂!応募は7万人超
TBS日曜劇場枠で放送されたドラマの劇場版第3弾『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』(8月21日公開)の完成披露舞台挨拶が7月21日に東京国際フォーラムで行われ、鈴木亮平、賀来賢人、赤楚衛二、桜田ひより、津田健次郎、ファーストサマーウイカ、岩瀬洋志、菜々緒、仲里依紗、要潤、石田ゆり子が会場に敷かれたブルーカーペットを闊歩。集まった約4000人のファンから、大歓声を浴びた。
オペ室を搭載した大型車両“ERカー”で事故や災害現場に駆け付け、自らの危険を顧みず患者のために戦う救命医療チーム「TOKYO MER」の活躍を描く本シリーズ。新たな形の救命医療ドラマとして多くの感動を生み、2023年4月に公開された劇場版第1弾は興行収入45.3億円。第2弾『TOKYO MER 南海ミッション』(25)は、興行収入52.9億円の大ヒットを記録した。舞台挨拶には、松木彩監督も出席した。
この日は、全国8都市のERカー型パネルが並ぶブルーカーペットにメンバーが集結。会場から大歓声が沸き起こった。「TOKYO MER」のチーフドクター、喜多見幸太を演じる鈴木は「このメンバーが『新生TOKYO MER』です」と仲間を紹介。
「『TOKYO MER』の放送から5年」とドラマシリーズのスタート時を振り返りながら「今日ここまで来られたのは、本当に奇跡です。夢のようです。今日はそんな夢のような時間を皆さんと過ごそうと、楽しみにしてきました」とファンとの対面に感激しきり。松木監督もシリーズ開始時の心境に触れ、「“MERは認めていただけるのか”というのは物語のテーマでもあり、私たち自身が感じていた緊張でもあった。5年後、こうしてたくさんの皆さんに応援していただける作品に育てていただいた。すばらしい新キャストの皆さんをお迎えして、発展していく様子までお見せできる。本当にありがたいこと」とシリーズの成長に想いを馳せてしみじみ。「応援してくださった皆さんに、見届けていただきたいと思う場面がたくさんある」とファン必見の作品だと語った。
会場には約4000人が集ったが、イベントの応募数は4万5千件、7万人を超える応募があったという。数字を聞いて驚いた鈴木は、「感謝しかないです。いま4000人の方を目の前にしているだけでも、若干、膝が震えています」と苦笑い。「お子様から、おじいちゃん、おばあちゃんまで愛してくださっているということ。本当にありがとうございます。感謝の気持ちしかありません」とお礼を重ねていた。
最新作となる劇場版第3弾では、首都直下地震で炎とがれきに埋もれた東京を舞台に、MERメンバーが立ち向かう姿を描く。「新生TOKYO MER」のメンバーとして扇陽役の赤楚、春日亜里沙役の桜田、芝和巳役の津田、池尻久仁子役のファーストサマーウイカ、滝野川宗役の岩瀬が参戦した。
鈴木は「初日からすごく優秀」と、「新生TOKYO MER」は頼もしい存在だと惚れ惚れ。新たなメンバーは「TOKYO MERのオリジナルメンバーが作り上げたものを見てきてくれて。研究して(現場に)来てくれた」そうで、「僕たちが“こうかな、ああかな”と作り上げてきたものは、無駄じゃなかった。5年間をかけて育ててきたから、優秀な人が入ってきてくれた」と感慨を口にした。
赤楚は「たくさんの皆さんから愛される作品。映画3作目に出させていただくのは、めちゃくちゃ光栄。身が引き締まる撮影でした」と感無量の面持ち。鈴木や菜々緒からの「優秀」という言葉を受け、赤楚は「ありがたい。僕らは『3』から入るということで、すごく不安もあった。そこを安心させてくださったのは、皆さまのおかげ」と先輩たちに敬意を表した。現場では鈴木の座長ぶりにもたくさん背中を押された様子で、「クランクインのシーンが、冒頭にあります。過酷な状況でした。複雑な場所で手術をするので、“すごく難しいな”と思っていました。“平面ではないところで、オペをしたりするのがMERだ”と、亮平さんが言ってくださって。そこでやっと僕もMERの世界に入ったんだと、実感が湧きました」とうれしそうに話した。
桜田はファンとしてシリーズを楽しんでいたと明かし、「いまこの瞬間も夢のような時間」と興奮しきり。本シリーズの撮影は「とても過酷だという噂を耳にしていた」というが、「過酷ってどんな感じの過酷なんだろうと想像していたら、本当に文字通りの過酷なんだなと実感した」と回顧。過酷さを乗り越えるからこそ、キャストだけでなく、スタッフも含めたチームに「団結感がある」と力を込めた。
芝和巳役役の津田健次郎は「こんばんは」と挨拶した際、鈴木から「声、よすぎませんか!」とつっこまれながら、クラクイン前にトリアージ講習を受けたと秘話を公開。トリアージとは傷病者の緊急度や重症度に応じて治療の優先順位を決めていくことで、これまでのシリーズでもたびたび描かれてきた。津田は「先生にご指導をいただいていたんですが、そこでこれまでトリアージしまくってきた亮平さんが、“喜多見式をご披露します”と見せてくれた」と座長のリーダーシップを称えつつ、「トリアージしまくったので、いまならいつでもできます!」と自信をのぞかせた。
池尻久仁子役のファーストサマーウイカは、「新生TOKYO MER」だと聞いて「保守派なので、“ちょっと待って、じゃあ元のメンバーはどうなるんだ!?”と思った」とファン心理に寄り添い、会場も大笑い。参加することに緊張する部分もあったというが、「喜多見チーフと夏梅さんが常にリードしてくださった」と鈴木と菜々緒が劇中だけでなく、撮影の合間も支えになってくれたと絶大な信頼を示した。
滝野川宗役の岩瀬は「ここに立っていることも、震えています」と告白。撮影は「めちゃくちゃ緊張していましたし、不安でした」と切り出し、「ついていこうと必死でしたが、キャストさんだけじゃなく、スタッフさんも優しく接してくださった。わからないことがあったら、たくさん質問をしていた。それにも真摯に向き合ってくださった。感謝しきれません」とチームへのリスペクトを熱弁していた。
実は会場には、冬木治朗役の小手伸也が映画を鑑賞するために足を運んでいた。マスコミ向けのフォトセッションでは小手がステージに上がってフォトセッションのサポートをする場面もあり、会場も大盛り上がり。最後に鈴木は、「エンタテインメントだからこそできる、現実の災害との戦い方があるんじゃないかなと思いながら、撮影をしていました。エンタメだからこそ描ける、理想があるんじゃないかと。今回は現実に起こりうる可能性の高い、災害を描いています。万が一、実際にそのようなことが起こってしまった時に、この映画があったから少しだけ被害が少なくて済んだねと。そんなふうに言ってもらえるような映画になったんじゃないかと思っています。真心を込めて作りました」と力強く呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田おり枝
