ホラーアンソロジー「V/H/S」最新作のテーマは“SCP財団”!2027年劇場公開に向けてプロジェクトが始動
「レディ・オア・ノット」シリーズのレディオ・サイレンスや、「X エックス」3部作のタイ・ウエスト監督など、次世代を担うホラー作家を次々と輩出してきたホラーアンソロジーシリーズ「V/H/S」。その最新プロジェクト『V/H/S: SCP』の始動が明らかになった。「Variety」など複数メディアが報じている。
ファウンド・フッテージ形式を用い、作品ごとの大きな枠組みである“フレーム・ナラティブ”で結び付けられた複数の短編によって構成された「V/H/S」シリーズ。2012年から2014年にかけて3作が製作され一度完結を迎え、その後2021年にホラー映画専門の配信サービス「Shudder」のオリジナル作品として復活。これまで8本のシリーズ作と2本のスピンオフ作品が製作され、いずれもホラーファンから高評価を獲得してきた。
報道によれば、最新プロジェクトの題材となるのはオンライン上の創作コミュニティ「SCP財団」。2008年に創設されたSCP財団は、世界中のクリエイターが投稿した“自然法則に反した異常な存在”についての報告書で構成されており、それを基にしたゲームや短編映画、ウェブ動画などが相次いで生まれ、日本でも小学生から大人まで絶大な人気を獲得。商業作品として製作される長編映画で題材に選ばれるのは今回が初めてだ。
従来通りのファウンド・フッテージ形式を採用した『V/H/S: SCP』では、秘密組織によって収集・編集・保管された“映像証拠”という体裁のもと、“収容違反”というフレーム・ナラティブのなかでさまざまな物体や存在、できごとに焦点を当てたエピソードが展開。参加する監督たちの情報はまだ明らかにされていないが、Spooky Picturesのロイ・リーとスティーブン・シュナイダーがプロデューサーとして新たに加わるとのこと。
シュナイダーは声明のなかで「ホラーは新たな才能が独創的な作品を発表する出発点であり、SCPはその創造性が花開く重要なインキュベーターとなっています。この新たなプロジェクトは、物語を求め、かつ予想外の領域を探求するという私たちのコミットメントをあらためて示すものです」と語り、「斬新で恐ろしい物語でフランチャイズを拡大できることを心待ちにしています」と意気込みをあらわにしている。
北米では2027年の劇場公開が予定されている『V/H/S: SCP』。続報から目が離せなくなりそうだ。
文/久保田 和馬

