「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」でブレイク、ジェームズ・ガンも惚れ込んだ『スーパーガール』ニューヒロイン、ミリー・オールコックに注目!

「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」でブレイク、ジェームズ・ガンも惚れ込んだ『スーパーガール』ニューヒロイン、ミリー・オールコックに注目!

ジェームズ・ガンが手掛ける新生DCユニバース最新作『スーパーガール』が6月26日(金)に日米同時公開となる。ガンが惚れ込んだニューヒロイン、ミリー・オールコックに注目が集まっている。今後、新生DCユニバースの“顔”となるであろう彼女のキャリアを振り返りつつ、タイトルロールに抜擢されたキャスティング秘話についても紹介する。

アクションシーンも必見
アクションシーンも必見[c] & TM DC [c] 2026 WBEI

2022年DCスタジオ共同CEOに就任して以来、DCユニバース(DCU)の再構築を推し推し進めてきたガン。自ら監督を務めた昨年公開の『スーパーマン』は、全世界興行収入950億円(6.1億ドル)を超える特大ヒット。本作は世界中の映画ファンから賞賛を集め、まさに“DCユニバース復活”を象徴する一作となり、日本国内でも、競合ひしめき合う夏作品のなかで、興行収入10億円を超える大ヒットを記録した。そして、『スーパーマン』の系譜を継ぐ、“スーパーガール”を主人公に据えた新たな物語がついに幕を開ける。

『スーパーマン』のメガホンを取ったガンは製作に回り、監督は『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(17)、『クルエラ』(21)のクレイグ・ギレスピー。女性を主人公に据えた作品を数多く手掛ける実力派監督が、新たなヒーロー像をどう描き出すのか、その手腕に期待が高まる。

本作で、主人公スーパーガール/カーラ・ゾー=エルを演じるのが、オールコックだ。異星人の少女ルーシー・メアリー・ノール役にイヴ・リドリー(「三体」)、宇宙最凶の賞金稼ぎロボ役にジェイソン・モモア(「アクアマン」シリーズ)が扮する。さらに、『スーパーマン』でも大活躍を果たした、あのスーパードッグ“クリプト”も再登場する。

【写真を見る】「ハウス・オブ・ドラゴン」のプレミアに登壇した際のミリー・オールコック
【写真を見る】「ハウス・オブ・ドラゴン」のプレミアに登壇した際のミリー・オールコック[c]Everett Collection/AFLO

いまハリウッドで最も注目を集める若手俳優の1人、オールコック。アンニュイなたたずまいが印象的なオーストラリア出身の彼女は、10代のころからドラマを中心にキャリアを重ね、着実に実力を磨いてきた。その名を世界に広めたのは、世界的大ヒットを記録した「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚シリーズ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」だ。オールコックが演じたのは、後の巨大な権力争いの火種となる、少女時代のレイニラ・ターガリエン王女。物語の核を担う重要人物を、繊細さと芯の強さをあわせ持つ演技で体現し、第28回批評家選出テレビ賞ドラマシリーズ助演女優賞にノミネートされるなど、高い評価を受けた。

その後、記念すべき新生DCユニバースの劇場作品第1作『スーパーマン』で、スーパーガール/カーラ・ゾー=エル役に大抜擢。物語の終盤でサプライズ登場を果たすと、短い出番ながらも、奔放でつかみどころのないカーラ像を鮮烈に焼きつけ、世界中の映画ファンを一気に熱狂させた。その“予告”の先に待つ物語が、型破りで等身大の新世代ヒーロー、スーパーガールを描く本作となる。監督のギレスピーは、オールコックについて「プロセスが進むにつれ、どんどん“最高にカッコよく”なっていった。彼女には強さがあり、弱さを見せることを恐れない」と語り、彼女が体現するスーパーガール像に強い手応えをにじませる。

『スーパーガール』は6月26日(金)より日米同時公開
『スーパーガール』は6月26日(金)より日米同時公開[c] & TM DC [c] 2026 WBEI

製作のピーター・サフランもまた、起用の決め手を「小柄に見えるかもしれないが、圧がある。敬意を強制する力がある」と説明。読み合わせからカメラテストへと進むなかで確信が固まっていったようで、「彼女がそのシーンを演じている間、私たちは皆、目に涙を浮かべていました」と振り返る。

さらにギレスピー監督は、撮影現場での彼女の姿勢にも言及する。撮影は約4か月半に及び、ほとんどすべてのシーンに登場したオールコックだが、役柄も極めてフィジカルで、「毎朝1時間半早く起き、その日のアクションに備えてトレーニングしていた」と言う。加えて、アクションの合間に挟まる濃密な会話シーンでも集中力を切らさず、ニュアンス豊かに演じ切ったと称えている。

当の本人も、この大抜擢が現実になった瞬間を鮮烈に覚えているそうで、「ジェームズが私に『スマホ開いて』ってテキストを送ってきて、Deadlineの記事のスクショを送ってくれたんです。『うわ、これ本当に起きてる!』って思いました」と驚いたそう。

怖さはあったが、「かなり久しぶりの“スーパーガール単独映画”なので、すごく楽しみでもありました」とも振り返るオールコック。さらに、本作で描かれるカーラについて「自分という人間の居心地が悪い人」と表現。サバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)を抱えた彼女が、自己破壊的な現実逃避から“責任”へと踏み出していくというプロセスに強く共鳴していると語る。

新たなスーパーヒロイン像を刻むオールコックの躍動を、ぜひスクリーンで見届けてほしい。


文/山崎伸子

作品情報へ

関連作品