ファンも気づかない?宮舘涼太が『黒牢城』で見せた自然体すぎる主従関係と探偵&助手の関係性

ファンも気づかない?宮舘涼太が『黒牢城』で見せた自然体すぎる主従関係と探偵&助手の関係性

第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞し、「このミステリーがすごい!」第1位にも輝いた米澤穂信の同名小説を、『クリーピー 偽りの隣人』(16)や『スパイの妻』(20)、『Cloud クラウド』(24)などの黒沢清監督が映画化した時代劇ミステリー『黒牢城』(公開中)。黒沢監督が初めて挑んだ本格時代劇であり、その新たな挑戦の実現のため、本木雅弘と菅田将暉をはじめ、吉高由里子、青木崇高、柄本佑、ユースケ・サンタマリア、渡辺いっけい、オダギリジョーら豪華演技派キャストが集結している。各々が個性と存在感で役になりきっているのだが、なかでもさり気なく異彩を放っているのが、Snow Manの宮舘涼太だ。

本木雅弘に菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、オダギリジョーら豪華演技派キャストが集結
本木雅弘に菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、オダギリジョーら豪華演技派キャストが集結[c]米澤穂信/KADOKAWA [c]2026 映画「黒牢城」製作委員会

『火喰鳥を、喰う』での怪演、「ターミネーターと恋しちゃったら」のエレガントな所作が印象的

織田信長の暴虐なやり方に耐え切れなくなった重臣、荒木村重(本木)が謀反を起こし、籠城戦を突如決行する。だが、立て籠った有岡城は瞬く間に織田群に包囲され、孤立無援の状態に。村重は妻の千代保(吉高)を心の支えに、家臣たちと共に城を守るため苦心するが、城内で幽閉していた人質の少年が殺される事件が発生。その後も怪事件が次々に起こり、有岡城は不穏な空気に包まれていく。果たして、容疑者は密室と化した城内の家臣や身内の誰かなのか?城外の敵軍と通じる裏切り者が存在するのだろうか?誰もが疑心暗鬼になっていくなか、村重は地下牢に監禁した天才軍師、黒田官兵衛(菅田)に協力を仰ぎながら事件の真相に迫っていく。

グループでの立ち回りやバラエティ番組などで見せる親しみあるキャラクターで人気の“舘様”こと宮舘涼太。『黒牢城』が第79回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門に正式出品された際には、フォトコールで華麗なターンを披露して世界中のメディアの脚光を浴びるなどスター性も抜群だ。一方、昨年公開の超常ミステリー『火喰鳥を、喰う』(25)で演じた北斗総一郎役の怪演を思い出す人も多いはず。

北斗は水上恒司が演じた主人公、久喜雄司の妻、夕里子(山下美月)の大学時代の知り合いで、超常現象などへの造詣が深い。けれど、初対面の雄司の前で夕里子を下の名前で呼び、周囲を見下したような言動をする失礼な奴。それでいて人を引き込むトークで独自の理論を展開し、苛つかせながらも雄司たちや映画を観ている観客に耳を傾けさせる。そんな高難度の役にもかかわらず、映画単独初出演だった宮舘はそれをまんまと自分のものに。超長ゼリフでまくし立て、胡散臭くて鼻持ちならない北斗を強烈なインパクトで作り上げて注目を集めた。


また、今春放送された連続ドラマ「ターミネーターと恋しちゃったら」では、400年後の未来からアラフォー女性漫画編集者(臼田あさ美)のもとに送られてくる“イケメンアンドロイド”という役どころで出演。持ち前のエレガントな所作といかにもアンドロイドらしい機械的な動きを使い分けながら快演していた。

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