ジョディ・フォスターが“全編フランス語”で演じるフレンチ・ミステリー『プライベート・ケース』予告映像
ジョディ・フォスターがフランス映画初主演を務める『プライベート・ケース』が7月24日(金)に公開される。このたび、本作の予告編映像が解禁となった。
本作は、カンヌ国際映画祭への正式出品をはじめ、世界各国の映画祭で高い評価を得たフレンチ・ミステリー。パリで精神分析医として成功を収めているアメリカ人医師のリリアン(フォスター)は、長年診てきた患者ポーラ(ヴィルジニー・エフィラ)の突然の死の知らせを受ける。診察を通してそんな兆候は一切なく、その死が単なる事故ではなく殺人ではないかと疑い、自ら真相を突き止めようと決意する。一方で、状況に関係なく突然涙があふれでる異変に悩まされるようになったリリアンは、眼科医の元夫ガブリエル(ダニエル・オートゥイユ)を訪ねる。涙の原因はわからなかったものの、事件の捜査を手伝ってもらうことになったリリアンは、元夫を相棒に従え益々大胆に探偵まがいの捜査に乗りだし、やがて危険な真実へと足を踏み込んでいく。
このたび解禁された予告編映像は、フォスター演じる精神分析医リリアンが、ゆったりとしたチェアに腰掛けながら患者に「どうぞ話して」と語りかける診察室の場面からはじまる。診察室のベッドにけだるそうに横たわる患者ポーラを演じるのは、先日行われた第79回カンヌ国際映画祭で濱口竜介監督最新作『急に具合が悪くなる』(6月19日公開)に出演し、岡本多緒と共に最優秀女優賞を獲得したエフィラ。「夫とすれ違いの生活で…」と、リリアンとの長年の信頼関係に支えられながら、ポーラは自身のプライベートな問題を静かに打ち明けていく。そんな折、ポーラの突然の死を知らされ、リリアンはこれまでにないほど強く心を揺さぶられる。診察では自殺の兆候を全く感じなかったからだ。混乱と悲しみのまま葬儀の場へ向かったリリアンは、マチュー・アマルリック演じる夫から激しい罵声を浴びせられ、その尋常ではない姿に、単なる事故ではなく殺人ではないかと疑いはじめる。
ポーラの死について調べはじめるリリアンだが、頭脳明晰、クールビューティーと称されてきたフォスターの演技は、警察官に酔っ払いの容疑をかけられる姿や、「これだからフランス人は!」と悪態をつく様子、そして別れた夫にやむをえず事件を打ち明け頼る様子など、どこか等身大で強さも弱さもあわせ持つ、かわいらしくも成熟した女性像で新たな魅力を発見させてくれる。そして見逃せないのが、秘密の捜査の相棒となる元夫ガブリエルを演じたフランスの名優オートゥイユとの共演。電話に出たガブリエルが「邪魔しないでくれ、いま、別れた妻と寝ようとしてるところだ」と軽口を叩くと、リリアンは思わず吹き出してしまう。2人のやり取りからは復縁の予感も漂い、フォスターのめったに見られないロマンスの伏線にも注目だ。
全編流暢なフランス語で演じたフォスターと、フランス映画界を代表する名優たち。彼らが織り成す巧妙な心理ミステリーに期待が高まる。
文/鈴木レイヤ
