“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの、“伝説のアーティスト”としてのはじまりを捉えた映画『Michael/マイケル』(6月12日公開)。本作の宣伝アンバサダーに選ばれたのは、振付師としてマイケルを支えてきたトラヴィス・ペインのレッスンを受け、彼が選抜したメンバーで結成された「Travis Japan」のリーダー、宮近海斗だ。アーティストとしての原点のひとつにマイケルがいるという彼が、「踊り出したくなるようなワクワク感があった」と映画から受けた刺激を熱く語った。
「なぜみんながマイケルに惹かれたのか――。そのすごさを明確に感じられる映画」
史上最も売れたアルバム「スリラー」を生み出し、ムーンウォークをはじめとした画期的なダンスで、いまなお世界中のアーティストに影響を与え続けているマイケル・ジャクソン。本作では、「ジャクソン5」の一員としてその才能を見いだされた幼少期から、世界最高のアーティストとして駆け上がっていく軌跡。そしてその裏側にあった、ひとりの人間としての葛藤や孤独。その両面を、圧倒的臨場感と共に描く。製作を『ボヘミアン・ラプソディ』(18)のグレアム・キング、監督を『トレーニング デイ』(01)、「イコライザー」シリーズのアントワーン・フークアが担い、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンが主演を務めた。
歴史に刻まれたマイケルのライブやミュージックビデオの数々が、スクリーンに蘇る。全27曲におよぶマイケルの名曲が降り注ぎ、ビートやステップ、息づかいやその場の熱気まで“体感”できるような映画となっている。
ひと足先に本作を鑑賞した宮近は、「とにかく音楽が最高で、マイケルのライブにいるような感覚を味わえます。本当に、彼のことを愛せる作品になっていて感動しました」と興奮しきり。「マイケルのすごさって、歌、そしてダンスも言語化できないものだったりすると思うんです。マイケルはいろいろな人に愛され、神にも愛されたような人。なぜみんながマイケルに惹かれたのか。そのすごさを明確に感じられるのが、この映画だと思います」と力を込める。
宮近がマイケルの曲を初めて聴いたのは、「小学校の高学年のころ」だという。「彼のパフォーマンスを見たら練習せずにはいられない、熱くさせてくれる存在」といつも刺激を受けてきたが、本作を通して、ひとりの人間としてのマイケルを知ったことで「いろいろな発見があった」と明かす。
「これまではマイケルが作る音楽やパフォーマンスを、作品として堪能するという感じでしたが、彼の人としての部分に触れると、曲に込められたメッセージや、それをマイケルがどのように表現していたのか、だからこういうアプローチをしていたんだということまで考えることができた。曲に対しての解釈が以前と少し変化し、曲の深みを感じることができたように思います」。さらにマイケルの好きな曲を選ぶのは「たくさんあって難しい」と悩みつつ、「劇中だと『今夜はビート・イット(Beat It)』が流れるシーンは、とても印象的でした。マイケルがどれほどこだわって曲に取り組んでいたのかということがわかり、これまでの僕は表面的にしか聴いていなかったんだなと思いました」とマイケルの妥協なき姿勢にも触れることができたと話す。
ちなみに宮近はアンバサダー就任が発表されたイベントで、世界的トップダンスアーティストのケント・モリ、そしてマイケルのツアーにダンサーとして参加し、本作で振り付けも担当したRich + Toneらゲストダンサーと共に、「今夜はビート・イット」の見事なパフォーマンスを披露していた。
