『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』岸井ゆきのとツェン・ジンホアの姿を収めた予告映像&ポスタービジュアル
岸井ゆきのとツェン・ジンホアがW主演を務める『シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE』(6月26日公開)から予告映像とポスタービジュアルが到着した。
原作は、第58回谷崎潤一郎賞を受賞した吉本ばななの短編小説集「ミトンとふびん」に収められた一篇「SINSIN AND THE MOUSE」。最愛の母を失った主人公ちづみ(岸井)が、旅先の台北でシンシン(ジンホア)という男性に出会い、喪失感のなかで再生していく姿を描きだす。本作は金馬映画祭のFilm Project Promotion(FPP)部門優秀企画に選出され、日台合作で映画化が実現した。
岸井と共に主演を務めるツェンは、出演映画が連続で興行収入1億台湾ドルを突破したため「億万の幸運星(スター)」と呼ばれていて、2025年に第20回大阪アジアン映画祭でも上映された『我が家の事(原題:我家的事)』で、第62回金馬奨にて最優秀助演男優賞を受賞している。脚本、監督を務めたのは『ボクは坊さん。』(15)、『すくってごらん』(21)の真壁幸紀。
この度解禁された予告映像では、最愛の母を亡くし深い喪失感を抱えるちづみが、旅先の台北で台湾人の母と日本人の父を持つシンシンと出会い交流する姿が描きだされる。物語の舞台は台湾。近代的な高層ビルとどこか懐かしさを感じさせる街並み。日本に似ているようで、少しだけ違う空気が流れている。「台湾だったら母との思い出がそんなにないかと思って」と、友人のマサミチ(藤原季節)の誘いに乗り台北を訪れたちづみだったが、どこにいても蘇るのは母(余貴美子)との思い出ばかり。台湾人の母を持つシンシンも「僕は、東京も台北も住んでいる気がしないんだ」と、彼もまた自身のルーツからどこにも行き場のない感情を抱えていた。二人で台北の街を巡り、何気ない言葉を重ねるうちに、止まっていた時間が静かにほどけていく。
またあわせて解禁されたポスタービジュアルは「台北で出逢ったのは、明日へと続く、さようなら。」というコピーと共に、抑えきれない悲しみを抱えながらも小さなぬくもりを見つけた二人が、一歩前へと踏みだす瞬間を印象的に切り取ったビジュアルに仕上がっている。
吉本ばなな原作のもと日本と台湾の実力派キャストが集結した本作。主人公が台北の街で巡り合う”小さなぬくもり”をスクリーンを通じて追体験してほしい。
文/サンクレイオ翼
