死亡事故が繰り返された過去も…伝説的傑作からリブート作まで激動の歴史を歩んだ「クロウ」シリーズ
映画だけでなくゲームにもなった続編『THE CROW/ザ・クロウ』だが…
それから2年後の1996年に製作された『THE CROW/ザ・クロウ』。『The Crow: City of Angels』という原題の通り、デトロイトからロサンゼルスへと舞台を移した本作は、前作でエリックやシェリーの友人だった少女サラが大人になって登場するというつながりもある続編だ。
陽の光が差さなくなり荒廃したロサンゼルスで暮らすアッシュ(ヴァンサン・ペレーズ)は、息子と共に街を牛耳るギャング、ユダ(リチャード・ブルックス)の犯行現場を目撃し、口封じのためにそろって殺されてしまう。やがてカラスの力によって不死身の体で復活すると、少女時代にアッシュと同様の力を目撃していたタトゥーアーティストのサラ(ミア・カーシュナー)の協力のもと、息子を殺したギャングを手にかけていく。
「ダークナイト」3部作の原案や「ブレイド」シリーズの脚本(『ブレイド3』では監督も)といった数々のコミックス原作映画で知られるデヴィッド・S・ゴイヤーが脚本を務めた本作は、評価、興収的には振るわず…。その失敗を取り戻すためか、もしくは人気作の続編だからか、PlayStationやセガサターンでゲーム化された。
マーク・ダカスコスのテレビドラマ版「クロウ 天国への階段」では悲劇が再び…
1998〜99年にかけて2シーズンにわたり制作されたのが、アクション俳優のマーク・ダカスコスが主演を務めたテレビドラマ版「クロウ 天国への階段」。恋人と共に惨殺されたエリックの復讐に加え、そしてシェリーの魂と共に昇天するための贖罪として、様々な事件を通じて世の中の悪を正していくというシリーズだ。
秘密組織から研究対象にされてしまったクロウが善玉と悪玉に分裂してしまう「クロウvsクロウ」という邦題のテレビシリーズ再編集版も作られており、強烈なタイトルゆえに記憶に残っている人も多いかもしれない。
なお、奇しくも本作でも撮影中にスタントマンのマーク・エイカーストリームの頭部に爆発物の破片が直撃し、死亡してしまうという痛ましい事故が起きている。

