20年ぶり声優挑戦の堂本光一が、劇場版「転スラ」第2弾で感じたアニメならではの演じる楽しさ「ダンディな見た目のキャラを経験できたのはうれしい」
通り魔に刺されて死んだサラリーマンがスライムとして異世界に転生し、仲間たちと理想の国作りを目指す大人気ファンタジー「転生したらスライムだった件」(以下「転スラ」)。ライトノベルから始まり、様々なメディアミックスを通して人気を博している同作の劇場版アニメ第2弾『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』が2月27日より公開となった。
原作者の伏瀬がストーリー原案・監修を務め、シリーズで初めて海を舞台にした物語が描かれる本作では、主人公リムル(声:岡咲美保)と仲間たちが海底にある国・カイエン国の危機に立ち向かう。そんなリムルたちの前に立ちはだかる劇場版オリジナルキャラクター、カイエン国の大臣・ゾドンを演じるのが堂本光一だ。
「僕の経験を声の芝居に乗せられたらいいなと思いながら演じました」
劇場アニメの声優に本格的に参加するのは初となる堂本は、本作へ参加したことに巡り合わせを感じているという。
「地上波でアニメが放送された時の第1話を偶然観ていました。スライムって、言ってみれば雑魚キャラじゃないですか(笑)。最初にやられがちなキャラだけど、このアニメではそうではない。そういう意味でもすごく印象に残っていたアニメで、まさか自分がこの世界に入るなんてことは思ってもいなかったです」。
「転スラ」のようないわゆる“異世界転生モノ”の作品はたくさんあるが、堂本自身は、転生することに対してどのようなイメージを持っているのだろうか。
「みんな転生願望があるのかなってくらい流行っていますよね。僕自身、転生についてはあまり深く考えたことはないです。転生願望は…ありません(笑)。ありがたいことに、仕事である意味いろいろな人の人生を疑似体験しているようなものというのもあるし、いまの人生を胸を張って生きられるように生きようと言い聞かせているので」と笑顔を見せる。ちなみに、いまの自分の人生を胸を張って生きられるようにするためには「とにかく頑張る。踏ん張って頑張るしかないんです!」と力を込めていた。
アニメ作品で声優を務めるのは2006年放送のTVアニメ「獣王星」以来、実に20年ぶりの参加となる。参加の決め手となるような出来事やきっかけがあったのか気になるところだ。
「20年ぶりという感覚はそんなになくて。自分ができるものを捧げることができたらいいなという思いで演じました。お話をいただけたことはすごくうれしかったです。当時もすごく楽しかったし、機会があれば声優のお仕事はぜひまたやりたいと思っていたんです。なにかに背中を押されたとか特に大きな理由はないのですが、アニメにせよ舞台にせよ、声を使う仕事という点で大きな違いはないけれど、与えられた役をどのように表現できるか。自分なりにきちんと考えて向き合いました」。
声を使うという共通点はあれど、声だけで表現するという声優としての芝居は、難しさを感じるところもあったという。
「アフレコの段階では情景が見えにくい。そこを声だけで表現するのはやっぱり難しかったです。わからないところは現場で細かく相談しながら進めていきましたが、僕がこの役をやるとなったなら、僕の持っている経験みたいなものを声の芝居に乗せられたらいいなと思いながら演じました」と、自身に巡ってきた役だからこその表現にはこだわりを持っていたようだ。
