道枝駿佑、『君が最後に遺した歌』完成披露試写会で生見愛瑠からの暴露にあたふた!三木孝浩監督からは「有言実行」と絶賛され笑顔
映画『君が最後に遺した歌』(3月20日公開)の完成披露試写会が2月24日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、道枝駿佑、生見愛瑠、音楽プロデュースを務めた亀田誠治、三木孝浩監督が登壇した。
一条岬の小説を原作に映画化した本作は、“歌をつくる”時間を共にしながら恋心を抱くも運命に翻弄され、それでも互いを愛おしむ2人のたった10年間の恋を描いたラブストーリー。道枝が詩作を密かな趣味とし、代わり映えのしない日常を送る主人公の水嶋春人を、生見が文字の読み書きをすることが難しい「発達性ディスレクシア」を抱えながらも歌唱と作曲の才能を持つヒロインの遠坂綾音を演じている。
「心に響く作品になっていると思います」と自信をのぞかせた道枝。生見は準備期間も含め2年ほど作品に関わっていたそうで「背負っていたものがすごく大きかったので、すごくドキドキしています」と公開が近づいたいまの心境を明かす。道枝は『今夜、世界からこの恋が消えても』(22)から4年ぶりの三木監督とのタッグで、クランクイン前に「『セカコイ』から成長した姿を見せます!」と三木監督に宣言していたそう。そんな道枝の姿に三木監督は「セリフじゃなくて表情で表現している。その表情の細かいところまでスクリーンサイズで観てほしいです」とおすすめ。「前回よりステップアップした姿を見せなければいけないという気持ちを、ずっと持ちながら臨んでいました」と振り返った道枝は「(撮影中)三木監督のほうを見るとグッドサインを出してくれていて。そのグッドサインが僕にとっての安心材料でした」と三木監督の反応が心の支えになっていたとニッコリ。三木監督も「前作で素材としての良さの魅力は撮れた。今回はテクニカルなところ、技術が上がった部分があって。成長した姿を見せてくれました。有言実行です!」と絶賛した。
生見は歌とギターをゼロから始め、練習に1年半を費やし作品に挑んだ。生見の様子について亀田は「頑張っているところを見せない。そこがちょっとニクイところ!」とニヤニヤ。道枝は「未経験からあのクオリティまで仕上げられたのはすごい!」と賛辞をおくる。「クランクアップの日に肩の荷が降りたのか、泣いていて…」と生見が涙を流していたと明かした三木監督は「これだけ重いものを背負っていたんだというのを感じました。感動しました」と語り、生見の頑張りに感謝。「歌もギターも生見としては未経験。でも、綾音はプロ級の才能を持つというところで葛藤があった」と告白した生見だったが「褒められまくってうれしいです!」と満面の笑みを浮かべていた。
ライブシーンは本作の大きな見どころだ。「集中しすぎて本当に記憶がなくて。(映像を観て)こんな表情をしていたんだって、新鮮でした」と感想を伝えた生見。その様子を道枝は「本当に綾音だなって思うくらいキラキラしていて。客席で観ていて切なさとうれしさと、いろいろ感情がありました」と振り返っていた。亀田は「ステージさばきが見事!ずっとやってたんとちゃう?ってくらい、見事でした」と大絶賛。ライブシーンの前はとても緊張していたという生見が「緊張しすぎていた私に、亀田さんがピックをくれて。それを身につけていたことで緊張がほぐれました」と話したが、亀田は「お守りいらなかったなってくらい、見事でした」と「見事!」を連呼していた。
役作りで大切にしていたことについて道枝は「学生時代から大人になるまでのグラデーションを大切にして。声のトーンで演じ分けました」と語り、「三木監督からも大人になるにつれて声のトーンを低くしてと言われて。声のトーンの変化が共通認識であったことは、すごくよかった」と三木監督との解釈の一致をうれしそうに報告。生見は「いままでで一番難しい役。生見愛瑠が持っている陰の部分を出してほしいと言われた。自分も知らない部分を見抜かれているような気がして。でも、出してほしいってどういうことなんだろう…と思っていたけれど、クランクインして役をつかめた瞬間に、これって自分が持っていたものなんだって気づかされました」と生見自身に発見があったと話していた。
現場では「W人見知りだった」と話した道枝。生見も「お互い人見知りで、最初は全然しゃべらなかったです(笑)」と告白。そのぎこちない感じが役の関係性、そのままの2人だったと振り返る。生見は道枝の印象について「完璧に見えるけれど、少し抜けている部分もあって。現場を和ませてくれました。途中まで自分が主演なのを知らなくて…」と笑いながら暴露。「ちょっと待って!それは言っちゃダメだ!」と慌てる道枝に会場は大爆笑。「W主演だと思っていたんです!2人の話なので」と釈明した道枝は「撮影中に気づいて…」と苦笑い。「割と終盤に気づいていて(笑)。腰の低い座長だなぁって」とニヤニヤする生見に、道枝が「腰は低くないやろ、それは!(笑)」と思わず関西弁でツッコミを入れるなど、息の合ったやりとりでイベントを盛り上げていた。
取材・文/タナカシノブ
