成田凌「それぞれの形で拡散して」と熱願!ロケ地富山県上市町に凱旋した映画『#拡散』の感謝上映会に密着

成田凌「それぞれの形で拡散して」と熱願!ロケ地富山県上市町に凱旋した映画『#拡散』の感謝上映会に密着

富山県でオールロケを行った映画『#拡散』(2月27日公開)の「上市町感謝上映会」と題したイベントが1月25日、上市町北アルプス文化センターで開催され、主人公の浅岡信治を演じた成田凌、脚本を務めた港岳彦、主題歌を担当した野田愛実、本作のメガホンをとった白金監督が登壇した。そこで、MOVIE WALKER PRESSではこの上映会に密着し、雪の降る寒さのなかでも満席となった会場の熱気と、成田たちが口をそろえて語った地元の温かさを余すことなくお届けする。

ワールドプレミアとしてロケ地で感謝上映会を開催!

『ゴールド・ボーイ』(24)で製作総指揮をとった白監督が自ら企画し監督も務めた本作は、脚本を港が務め、虚実あふれる情報に翻弄された男の物語を描いた社会派サスペンス。

大雪のなかで上市町北アルプス文化センターで開催された『#拡散』の「上市町感謝上映会」
大雪のなかで上市町北アルプス文化センターで開催された『#拡散』の「上市町感謝上映会」

この日のイベントは満席。大きな拍手に包まれて登場した成田は、広い会場を見渡し「本当にすてきな機会をいただいてありがとうございます。初めて、お客さんに観ていただく機会が、ロケ地である富山ということがすごい幸せですし、それが(撮影)当時の願いでもあったので」と感謝。港は「僕、学生時代に上市町で町のPRビデオ作る機会があって。すごく運命的な気持ちで今回、脚本を書かせていただきました」と上市町との縁に触れる。白監督は「まさかワールドプレミアとして、ロケ地である上市町で映画を公開できること、すごくうれしく思っています。今日のような大雪のなかで皆さまはどうやって集まったんだろう、(始まる前に)想像してたのですが、熱い気持ちで集まっていただいて、本当にありがとうございます」と大雪のなか、たくさんの観客が集まってくれたことを心から喜んでいた。

【写真を見る】会場には沢尻エリカによるビデオメッセージが到着!
【写真を見る】会場には沢尻エリカによるビデオメッセージが到着![c]2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE

福島美波役の沢尻エリカからビデオメッセージが到着。富山を訪れるのは初めてだったという沢尻は、「富山のすばらしい景色とおいしいご飯に感動したのを覚えてます。作品には富山県上市町の自然あふれる街並みが映っています。作品をきっかけに、上市町に聖地巡礼で観光客の方がたくさん訪れてくれることを祈っています。作品の魅力をご家族、ご友人、みんなに共有していただけたらうれしいです」とコメント。

浅岡信治役の成田凌が「上市町感謝上映会」に登場
浅岡信治役の成田凌が「上市町感謝上映会」に登場

沢尻のメッセージを受け「生沢尻エリカを皆さんにも見てほしかったです」と話し、笑顔を見せた成田は「富山の町を好きだと言っていたので、(この日会場に来られなかったことは)本人が一番残念だと思うんですけど、やっぱりお芝居とかを一緒にしていると、やっぱワクワクが止まらないです」としみじみ。劇中に登場するセリフを挙げ、「『死ねよ、くそ田舎!』っていうセリフがかなり似合う人は、日本にはただ一人じゃないかと思っているんで(笑)。本読みで聞いただけで、拍手したくらいでした」と振り返り、笑いを誘いながら、沢尻の唯一無二の魅力に触れていた。学生時代から沢尻が出演していた映画を観ていたという白監督は「当時ファンになった沢尻さんが、まさか自分の映画に参加していただいて。自分の一つの夢を叶えたなと思います」と懐かしそうに振り返っていた。

脚本を務めた港岳彦
脚本を務めた港岳彦

イベントでは質疑応答の時間がたっぷりと設けられた。「上市町でこれはおいしい!と思ったものは?」との質問に成田は「本当にいろいろなものを食べました」とにっこり。スタッフ、監督、沢尻とも食事に出かけたという成田は「撮影が毎日早く終わったので、毎日外食させてもらって。お刺身をいっぱい食べました。海鮮がすごくおいしいと思ったのと、撮影の宗(賢次郎)さんと、撮影の後半にほぼ毎日行っていた町中華がおいしかったです。中毒になってしまいました!」と明かしていた。

「上市町のロケーションで、一番思い出に残るシーンになったのは?」との質問に「全部、よかったんですけれど…」と答えた成田は「自分も普段、山に登ったりキャンプをするので、自然に触れられた時間はすごくよかったです」と役に重ねて語る。続けて「どこにいてもすごくきれいな山々が見えるし、道中はずっと車窓から動画を撮っていました」と話し、「この映画を映画関係者が観たら、みんな富山に来て撮りたいと思うんじゃないかなというぐらい、きれいな映像がずっとあったので、(映画の撮影が)増えると思います」とニコニコ。さらに「実際、いま、自分が出てるドラマも富山でロケをしていたので、今後増えるんだろうなと思います」とし、映画をはじめとする“撮影”を今後温かく受け入れてほしいと地元の方たちに呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。

本作が初監督作となった白金監督
本作が初監督作となった白金監督

エキストラとして映画に参加した観客からは「上市町にはたくさん温泉があります。行くことができましたか?」との質問が。成田は、自分は行けなかったと答えたが、スタッフで行っている人がいたと明かし、「行きたかったです。でも、スーパー銭湯のようなところで、サウナに行きました」と報告していた。

街中でロケを見たという観客から「一番こだわったシーンは?」との質問を受けた白監督は、「オープニングシーンです」と回答。「信治が妻の写真を持ちながら山に向かって延々とずっと向かっていくシーンには非常にこだわりました」と答え、「立山連峰が美しい」と力を込める。続けて「主人公が山でキャンプをするのが趣味。ただ、この山が逆に我々が日常に触れ合っている情報みたいな形で、邪魔になっている可能性もある。日常の象徴的な場所であってほしいという思いで演出しました」と作中での“山”の存在、その意味について解説。

劇中に登場する山の風景にも注目
劇中に登場する山の風景にも注目[c]2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE

港は「プロットができる前に、カメラマンの宗さんと監督とリモート会議をした」と話し「宗さんから“上市”という場所があるんだけど…という話が出て。僕は、先ほども言ったように、学生の時に上市を見ていたので、宗さんが“上市”という町を(ロケ地候補として)名前を出した意味がすぐに分かって」と上市町で撮影経験があるからこそ伝わるものがあったと説明。その上で「テーマとかストーリーを展開するにあたって、(物語の舞台は)東京じゃないなっていうことが最初からなんとなくみんなも共有していて。じゃあどこなんだっていう時に、やっぱり山。このすごい壮大な山に取り囲まれたなかで人間たちが生きていて、あたかも神々が見てるなかで人間ドラマが起こるみたいな。なんか、そのロケーションがすごい分かったっていうんですかね。そこから書き始めた形なので、もう当て書きですよね。上市町を当て書きで書いたって感じですね」と上市町、そして立山連峰の存在が、脚本作りに大きな影響を与えたことを明かすと、会場からは大きな拍手が沸き起こっていた。


白監督は「山から始まって最後のシーンも山のなか。そういう一貫性もあって」と補足。さらに撮影中に見かけた方がいるとし、「恒例の方が毎日川沿いで山を見ていて、具体的にどこが変化したのかを教えてくれるんです。昨日よりちょっと白くなったよとか、ここはもうちょっと黄色になったとか。山は生きてるという感じだな、やっぱり地元の方々にとって特別な存在なんだと思いました」と白監督が自身の感想を話すと、成田が「こんなきれいな自然があるのに、人間はなにやってんだ!というセリフがすごい好きです。好きでした」と劇中のセリフを挙げながら、美しい自然と物語で起こる出来事とのギャップに触れる場面もあった。

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