『涼宮ハルヒの消失』が16年ぶりにスクリーンへ!深夜アニメの評価を変えた「涼宮ハルヒ」の魅力を再確認

コラム

『涼宮ハルヒの消失』が16年ぶりにスクリーンへ!深夜アニメの評価を変えた「涼宮ハルヒ」の魅力を再確認

「歌ってみた」「踊ってみた」などのネット文化を大いに盛り上げた革新的な音楽と映像

当時の本作の人気には、ネットの動画投稿サイトも大きく関係がある。「歌ってみた」や「踊ってみた」コンテンツで、本作のOP、EDなどの楽曲が存在感を放っていたのだ。2006年4月に本作が放送されたのち、12月に「ニコニコ動画」がサービスを開始。翌2007年にいまやユーザーの間で一大コンテンツとなった「踊ってみた」の文化がスタートした。本作のEDは主題歌「ハレ晴レユカイ」に合わせてSOS団の5人が踊るもので、投稿者たちがそのダンスを実際に“踊ってみた”動画が投稿され始めたのもこのころ。各地で「ハレ晴レユカイ」を踊るイベントが開催されるほどの人気を博し、なかにはこれらの動画の影響でアニメを観たという人もいるだろう。

また、既存の楽曲を投稿者がカバーした「歌ってみた」動画も同時期からブームとなったが、本作の楽曲は数多くの歌い手にカバーされている。EDはもちろん、OP「冒険でしょでしょ?」や、12話(2006年版)でハルヒが熱唱した挿入歌「God knows...」も多数の歌ってみた動画が投稿され注目を集めた。

特に「God knows...」は作中でも屈指の人気を誇る楽曲。ハルヒを演じる声優、平野の表情を撮影、それをもとに描画したライブシーンのハイクオリティなアニメーションと、心震わせる音楽に“脳を焼かれた”人が続出した。カラオケのアニソンランキング上位に常連として名を連ね、いまも歌ってみた動画が頻繁に投稿されるほど愛されている名曲だ。

リバイバル上映される『涼宮ハルヒの消失』は、何度でも観たくなる良作!

楽しげな笑顔を浮かべるハルヒ(劇場版『涼宮ハルヒの消失』)
楽しげな笑顔を浮かべるハルヒ(劇場版『涼宮ハルヒの消失』)[c]2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

2010年に公開された、アニメ第2作の続編となる劇場版『涼宮ハルヒの消失』は、原作でも屈指の人気エピソードを映像化。現在は珍しくもなくなったが、当時では0に等しかったテレビアニメの続編エピソードを劇場版として制作するという手法で業界に革命をもたらした作品でもある。物語はキョンたちが通う学校から涼宮ハルヒという存在がいなくなっている、衝撃の非日常から幕を開ける。

異変の起きた学校でみくるに出会うキョンだが、彼女はキョンを覚えていなかった(劇場版『涼宮ハルヒの消失』)
異変の起きた学校でみくるに出会うキョンだが、彼女はキョンを覚えていなかった(劇場版『涼宮ハルヒの消失』)[c]2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

消えたハルヒと古泉。普通の人間の女の子になっている長門と、出会う前の関係に戻ったみくる。そして、自分だけが世界の異変に気づいているキョン。特に物語後半、普段は受動的なキョンが2つの世界の間で葛藤しながらも、元の世界に帰るため自らの意志で奮闘する姿は必見!また、本作ならではの“普通の女の子”な長門のかわいさも大きな見どころだ。公開から16年…あの感動と興奮を、再び劇場で味わうことをぜひオススメしたい。

頬を赤く染め、入部届を差し出す長門(劇場版『涼宮ハルヒの消失』)
頬を赤く染め、入部届を差し出す長門(劇場版『涼宮ハルヒの消失』)[c]2009 Nagaru Tanigawa・Noizi Ito/SOS団

PRESS.MW>また映画館に_


文/リワークス(加藤雄斗)

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