動員ランキングは半年ぶりの洋画ワンツー!『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は前作対比7割強で2位スタート、“3D映画”復権のカギとなるか

動員ランキングは半年ぶりの洋画ワンツー!『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は前作対比7割強で2位スタート、“3D映画”復権のカギとなるか

12月19日から12月21日までの全国映画動員ランキングが発表。前々週、前週と2位以下に圧倒的な差をつけた『ズートピア2』(公開中)の勢いが止まらない。今週もトップの座を守り抜き、またもや圧勝で3週連続Vを達成。2位に『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(公開中)がランクインしたことで、6月以来およそ半年ぶりに洋画作品のワンツーとなった。

『アバター:FAA』は2位発進!“3D映画”復権なるか

『ズートピア2』が3週連続Vで、興収60億円を突破!
『ズートピア2』が3週連続Vで、興収60億円を突破![c] 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

『ズートピア2』のこの週末3日間の成績は、観客動員85万3700人、興行収入11億6400万円と、前週比74%の成績をキープし3週連続で週末興収10億円を達成した。これで累計成績は、動員433万5911人&興収60億9575万円と、『アナと雪の女王2』(19)と同じ公開17日間で興収60億円を突破。いまのペースでいけば、年内にも前作『ズートピア』(16)の興収76億3000万円に届きそうだ。

一方、そんな『ズートピア2』の勢いに押され2位スタートとなった『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』だが、初日から3日間の成績は動員25万3520人、興収4億8093万9500円と安定感ある滑り出し。このオープニング成績は、3年前の同じ時期に公開された前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)との比較で動員が72%、興収が74%となる。その前作の最終興収が43億1000万円だったことを踏まえると、今作は30億円前後の着地となるだろうか。

前作『ウェイ・オブ・ウォーター』とのオープニング対比は7割強に
前作『ウェイ・オブ・ウォーター』とのオープニング対比は7割強に[c] 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

2009年に公開されたシリーズ第1作の『アバター』(09)は、最終興収156億円(その後の再上映などで現在は159億円)のメガヒットを記録。初動成績は初日から5日間(当時祝日だった水曜日公開のため)で興収13億円と堅調な滑り出しを見せ、当時“映像革命”と謳われた3Dによる映像体験が話題を呼び、9週連続で動員ランキングのNo.1に君臨するロングヒットとなった。

前作の興収が、第1作と比較して100億円以上の大きな差がついてしまったのは、13年ぶりの続編という大きなブランクや、同じ時期に『THE FIRST SLAM DUNK』(22)と『すずめの戸締まり』(22)というメガヒット作が重なったこと、コロナ禍を経て洋画人気が著しく低下したことなどいくつかの要因が考えられるが、なによりも大きいのは第1作が牽引した3D映画ブームが完全に下火となったからであろう。


【写真を見る】3年ぶりに帰ってきた“映像革命”…最新作もやっぱり3D推奨?
【写真を見る】3年ぶりに帰ってきた“映像革命”…最新作もやっぱり3D推奨?[c] 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

それでもIMAXをはじめとしたラージフォーマット上映の拡大や、映画技術全体の発展にシリーズを通して大きく貢献してきたことはいうまでもない。今作も3Dでの上映が行われており、作品の真価を味わううえでそれは欠かせない要素。前作公開時以上に映画の体験価値が重視されていると見える現在、3D映画復権の大きな一歩となるのか注目が集まるところだ。

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