「アバター」で14歳の少女を演じたシガーニー・ウィーバー、次になりたいのは日本の巨匠監督?

「アバター」で14歳の少女を演じたシガーニー・ウィーバー、次になりたいのは日本の巨匠監督?

2009年に3D映像革命を巻き起こし、現在も世界興行収入歴代1位に君臨するジェームズ・キャメロン監督の『アバター』(09)。13年ぶりの続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)も世界興収第3位の記録を保持している。そんな大ヒットシリーズの最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が12月19日(金)より公開となる。

1作目にグレース・オーガスティン博士として登場し、2作目では彼女の娘である少女キリをパフォーマンスキャプチャで演じたシガーニー・ウィーバーと、主人公ジェイク・サリーの妻でナヴィ族の強き母、ネイティリを演じたゾーイ・サルダナのインタビューをお届けする。

「私はキリには日本人的な部分があると思っているんです」(シガーニー・ウィーバー)

最新作でさらなる才能を開花させる14歳のキリを演じたシガーニーに、本作における役作りや作品選びのポイントについて訊いた。

エイワと強い絆を持つキリ。最新作でも神秘的な力を見せる!
エイワと強い絆を持つキリ。最新作でも神秘的な力を見せる![c] 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

――キリを演じるのは2度目です。私たちは彼女のどんな新しい側面を見ることができるのですか?

「キリには自然をコントロールする力があり、それがどんどん大きくなっていることに彼女は気づきます。さらに、ほかの人とは異なり、エイワとつながることができるようになるんです。私はそういうキリの変化を、彼女の強さが増幅していると考えています。
日本の方と話しているからというわけではないんですが、私はキリには日本人的な部分があると思っているんです。日本の方は自然に敬意をはらい、自然と心を交わすでしょ。だからこそ、俳句を詠むことができるんですよね?そういう自然とのかかわり方はキリ、そしてナヴィ族の生き方に重なります。おそらくジム(ジェームズ・キャメロン)も意識しているんじゃないでしょうか。初めて彼とキリの話をした時『キリは森の少女であり、森そのもの』と言っていて、私は日本的な発想だと思いましたから。この3作目では、そういうキリらしさをより見ることができるんです」

――パフォーマンスキャプチャは誰にでもなんにでもなれる撮影技術です。これを使って演じたい実在の人物、小説のキャラクターがいれば教えてください。

「言うまでもなく、14歳のキリを演じるのが私にとってもっともエキサイティングなことです。でも、そうね…たぶん演じてみたいのはエレノア・ルーズベルト(合衆国第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻)のような人物かしら…。時代を遡って昔の日本に行き、美しい剣士に扮したお姫さまというのにも憧れます(笑)。というのも、私はクロサワ(黒澤明)の大ファンなので、彼の世界に行ってみたいからです。いや、待って。パフォーマンスキャプチャならクロサワ本人にだってなれますよね?だったら私、クロサワがいいわ!」

主人公ジェイク・サリーを支える、少女キリを演じたシガーニー・ウィーバーと、妻ネイティリを演じたゾーイ・サルダナ
主人公ジェイク・サリーを支える、少女キリを演じたシガーニー・ウィーバーと、妻ネイティリを演じたゾーイ・サルダナ[c] 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.


――あなたは、いまでもハリウッドの第一線で活躍しています。その秘訣はなんだと思っていますか?

「大きなひとつの理由は、やはりラッキーだったからです。そして、この前コミコンに参加した時、いろんな世代の女性たちに会ったんです。彼女たちは自分のお嬢さんやお孫さんを連れて来ていて、私に『あなたのやってきた仕事が、女性は強いんだということを見せてくれた。そして、自分自身の人生を思いどおりに生きることができることも教えてくれた』と言うんです。私は感動しました。彼女たちがまだ小さな女の子だったころ、私が演じたキャラクターが彼女たちを支えたのだということがわかったからです。役者として、誰かを幸せにすることができたのなら、それは本当にすばらしいことです。私自身、そういうキャラクターを演じたことで強くなったんです。なぜって、私は強い人間じゃないからです」

――それは意外です。

「強いどころかその逆なんですよ(笑)。強いからハリウッドで生き残れたわけではなく、出演する映画を選ぶ基準を『ストーリーを大切にする』と決めていたからかもしれません。いいストーリーを語れるのなら、それが大きな役であろうと小さな役であろうと関係ない。ジャンルも気にしなかったから、当時はほかの役者がやりたがらないSFなどもどんどん選んでいたんです。いまは大きなジャンルになりましたけどね。私の次の作品は、そのSFの『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(2026年5月22日公開)です。子どもたちが喜ぶだろうという気持ちだけでなく、私がグローグーと一緒に仕事がしたくて出ることにしたんです。もしかしたら私、いまだに子どもみたいな趣味をもっているのかもしれませんね(笑)」

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』特集【PR】

関連作品