清水崇、ゆりやんレトリィバァなど、第4回「日本ホラー映画大賞」選考委員が発表!コメントも到着
<選考委員コメント>
●清⽔崇(映画監督、選考委員⻑)
「とうとう4回を迎えるホラー大賞!これも小林プロデューサーはじめ、ホラー愛あふれる選考委員の皆さんや委員会の支援者各位、そしてなによりも作品を制作し応募してくれる作り手と出演者みなさまのおかげです。本当にありがとうございます!怖いとはなんなのか?そしてなぜ我々はあえてソレを追い求めるのか?地球上で“自ら恐怖を欲する生き物”は、おそらく人間だけだろう…という事象自体が恐ろしい気さえしてくる。便利さで発達しているはずのSNSで、心の闇はむき出しになり、昔にも増して傷つけ合い、焦燥感に駆られている我々は本当に“平和”など求めているのだろうか?進化できているのだろうか?そんな時代に即してマインド的な恐怖を描いた応募作品が増えてきている。それはいいことなのか?と、ホラー作品への問い(おそらく答えは存在しない)も続いていく………。
クオリティが上がり、やたらと鑑賞眼(映画偏差値?)を求められる作品も増えてきているが…一発入魂!シンプルでわかりやすく、誰にも響くホラー作品も楽しみにしています!大賞(長編商業デビュー)を狙いすますばかりが日本ホラー大賞の目的や醍醐味ではありません。友人や家族と楽しみながらスマホで気軽に作ってみた、一人コソコソ作ってみた…そんな想いや姿勢がうれしいし、トンデモナイ発想や力作が発掘されるかもしれません!みなさん、よろしくお願いいたします」
●ゆりやんレトリィバァ(コメディアン)
「ホラー映画大賞の選考委員に選んでいただき本当にありがとうございます。ホラー映画が大好きなので、第2回から参加させていただき、とても幸せで、身の引き締まる思いです。とても緊張しています!毎回、みなさまの作品を観させていただいて、エネルギーや活力をいただいております。そして、怖くてトイレに行けなくて、前回の日本ホラー映画大賞の日からトイレに行っておりません。感謝とリスペクトを胸に、映画を観させていただきます!よろしくお願いいたします!今年はトイレにいけますように」
●FROGMAN(映像クリエイター、監督、声優)
「AIの登場で、映像表現が誰にでも開かれたいま、真に問われるのは『なにが恐怖なのか』という命題。心に渦巻く、暗く湿った臓物のような”恐怖”を引きずり出し、画面にさらせるのは人間の仕業。観客の無意識を揺さぶり、思わず目をそむけたくなるような『現代の恐怖の真髄』に出会えることを期待しています」
●堀未央奈(俳優)
「日本ホラー映画大賞の選考委員を記念すべき1回目からずっとこうしてさせていただけることをまずは大変うれしく思います。幼いころから様々なホラーを観てはそのエンタメ性と新鮮さに惹かれていました。自分の予測範囲内の出来事の繰り返しで毎日を過ごすことが多いなか、私にとってホラーとは生活に新しい視点と価値観を与えてくれる存在です。今回もオリジナリティあふれるすばらしい作品に出会えることを心より楽しみにしています」
●⼩出祐介(Base Base Bear)
「2025年はすばらしい邦画作品自体が多く、ホラー映画シーンも盛り上がっていたと思う。この流れに続いていけるような新たな作品との出会いを楽しみにしています」
●宇野維正 (映画ジャーナリスト)
「4年前に第1回ホラー映画大賞を開催した時には考えられなかったほどの、現在の日本国内のホラー・ブーム。当然、そのなかで映画の果たす役割は大きく、その方向性を示す上でますますこの賞の価値と責任は増していると思います。日本だけでなく世界中を震撼させるような、本当に『バカみたいに怖い作品』をお待ちしてます」
文/山崎伸子
