峯田和伸&若葉竜也W主演で“東京ロッカーズ”映す『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』2026年3月公開!
<コメント>
●峯田和伸(ユーイチ役)
「2003年、演技経験もまったくない、バンドマンの僕が突如映画『アイデン&ティティ』に出ることになった。人生を狂わされた。監督は田口トモロヲ。脚本は宮藤官九郎。この2人が、またなにか凄いことをやろうとしている。僕もやります。『ストリート・キングダム』。あがく。もがく。叫ぶ。走る。観た人皆が「この映画の主人公はわたしだ」と思える映画に」
●若葉竜也(モモ役)
「やっとここまできた。という一言です。『アイデン&ティティ』という映画に出会って、『こんな映画に出てみたい』という想いで走ってきました。『映画の台詞』なのか、『僕自身の言葉』なのか。『モモ』なのか、『僕』なのか。撮影が終わったいまも、わかりません。これでもくらえ!!!って感じです」
●吉岡里帆
「『日本のパンクの最盛期をいまこの時代だからこそ映画にしたいんです!』そうオファーをいただき胸が高鳴ったのを覚えています。自由で、色っぽくて、反骨的なカッコよさを追求した彼ら彼女らの青春の瞬きを演じられることは特別です。大人になってルールのなかで生きる自分にとってはまぶしくて羨ましくてエネルギーに満ち足りたもののイメージでしたし、なによりみんなが自分のプラットフォームを持てるいまの時代に訴えかけるものがあると感じました。映画の現場ではみるみる体の中に1960、1970年代のパンクロックの力が浸透していき、撮影中ほかの共演者の方の演奏を聞いているだけで生きている実感が湧きました。
パンクと聞くと反体制的という強いイメージが先行しますが、原作者の地引雄一さんが見た日本のパンクスにはもっとある種弱くて繊細な感情や、自由でいるための闘いの傷跡のようなものが見え隠れして、自分らしさを壊さず一生懸命に生きる姿が私には美しく思えました。時代の目撃者である田口トモロヲさんが『自分の見たあのカッコよさを撮り切りたいんだ!!!』と熱量たっぷりに演出をしていただけたことがなによりうれしかったです。早くみなさまに届けたいです」
●仲野太賀
「オファーをいただいた時、『アイデン&ティティ』で私の青春を奪った大好きな先輩方に混ぜてもらえるなんて、10代の頃の自分が聞いたら卒倒するような企画だと思いました。あまりにも偉大なパンクロッカーの魂に近づけるよう、全身全霊でミチヲという役に挑みました。しかし撮影が始まったら、30代の自分がほぼ全裸で卒倒してました」
●間宮祥太朗
「大好きな『アイデン&ティティ』のチームが新しく作品を撮ると聞き、なんとしても参加したいと思いました。映画と音楽への愛と情熱にあふれたすばらしい現場で、この映画に関われた幸せを大いに噛み締めながら撮影の日々を過ごしました」
●大森南朋
「久しぶりの田口組であり、音楽映画であり、しかも『東京ロッカーズ』の物語である。台本もらって興奮し、読んでテンション爆上がり、現場では、大好きな監督やスタッフや役者に囲まれて、さらにいまはなき『新宿LOFT』があり、レコードの中のロッカーたちがいた。こんな映画に出たかったランキングで言うと、ベスト1といっても過言ではない」
●中村獅童
「『アイデン&ティティ』以来の、久しぶりの田口組、青春時代を思いだすような時間を過ごすことができました。伝説のミュージシャンという大きな存在を演じるというプレッシャーもありましたが、監督や峯田くんのおかげでのびのびとやらせていただきました。この作品のオファーがなかったら、ものすごく嫉妬していただろうな。宮藤&田口組、最高だぁ!」
●中島セナ
「打ち合わせや現場に入ったとき、細部に至るまでその時代、音楽への熱を感じました。そんな情熱を身を持って体感し、自分もそこに参加できたことをとても嬉しく思います。ぜひ劇場で観てほしい作品です」
●田口トモロヲ(監督)
「いま日本はロック・フェス隆盛時代。しかしそれらの礎を築いたロッカーと仲間たちの存在は知られていません。この真実の物語を伝えなくては死んでも死にきれない!日本のパンク、ニュー・ウェイブ・ムーブメントを作った革命家達の魂の軌跡!そして出演者たちの熱量をぜひ目撃してください!」
●宮藤官九郎(脚本)
「田口監督との20年ぶりの仕事に、まずワクワクしました。『東京ロッカーズの映画を撮りたいんだけど』僕ですら世代的に間に合わなかった。フリクション、リザード、Mr.カイト、ミラーズ、S-KEN。写真でしか見たことなかった。そのすべてが地引雄一さんの写真だった。スターリン、ゼルダ、じゃがたらにはどうにか間に合ったけど、当時生まれてもいなかった若い世代が興味持ってくれるのか、不安でした。ところが若葉くん、太賀くん、間宮くんなど素晴らしく若い才能が快諾してくれた。そしてみな口をそろえ『『アイデン&ティティ』が大好きで!』と熱く語ってくれた。うれしい。やってよかった。そして現在進行形のパンク継承者である峯田くんが地引さんを演じる。知らなくても、生まれてなくても、精神はこうやって引き継がれて行くんだな。『アイデン&ティティ』から生まれた『ストリート・キングダム』は言わば孫みたいな存在です。いまでは当たり前に使われる“インディーズ”という言葉が生まれた瞬間、その現場に立ち会った若者の興奮とヒリヒリを感じてもらえるよう頑張りました。公開おめでとうございます」
文/スズキヒロシ
