『もののけ姫』4Kデジタルリマスター版が“3強”相手に大健闘!歴代興収ランキングで『ハリポタ』超えも?

『もののけ姫』4Kデジタルリマスター版が“3強”相手に大健闘!歴代興収ランキングで『ハリポタ』超えも?

TWICEのドキュメンタリーや『おいしい給食』最新作などが初登場

さて、この週末に北米上陸を果たし、北米週末興収ランキングでNo.1を飾った『チェンソーマン レゼ篇』は、日本では無双状態が続いている。この週末3日間で動員25万4000人、興収3億9900万円と、前週比68%の成績を保ち6週連続Vを達成。累計成績では動員469万人&興収71億円を突破しており、まだまだ視界は良好だ。

北米でもNo.1を飾った『チェンソーマン レゼ篇』、ついに興収71億円を突破!
北米でもNo.1を飾った『チェンソーマン レゼ篇』、ついに興収71億円を突破![c] 2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト [c]藤本タツキ/集英社

一方、3週連続で2位となった『秒速5センチメートル』は、週末3日間で動員15万8000人、興収2億2200万円と、前週比80%近い数字をキープ。累計成績では動員102万人&興収14億円を突破。そして公開15週目を迎えた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、週末3日間で動員11万9700人、興収1億9600万円を記録し、累計成績では動員2554万人&興収371億円に到達。“3強”の勢いは衰え知らずのよう。

新作タイトルでは、今年韓国デビュー10周年を迎えた9人組ガールズグループTWICEのドキュメンタリー映画『ONE IN A MILL10N』(公開中)が6位に初登場。MAPPAが制作を務め、“ゾンビィ”となって復活した少女たちが佐賀のご当地アイドルとして奮闘する姿を描くテレビアニメの劇場版『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』(公開中)は8位にランクインしている。

「おいしい給食」劇場版シリーズが、4作目にして待望のトップテン入り!
「おいしい給食」劇場版シリーズが、4作目にして待望のトップテン入り![c]2025「おいしい給食」製作委員会

9位に初登場を果たしたのは、市原隼人主演のテレビドラマの劇場版『おいしい給食 炎の修学旅行』(公開中)。“給食マニア”の教師と生徒のバトルを描いた学園コメディで、2019年にスタートしたテレビドラマ版はSeason3まで展開し、劇場版は2020年の第1作を皮切りに今回で4作目。じわじわと人気を獲得しつづけ、初めてトップテン入りを果たしたことになる。

公開21週目を迎えた『国宝』(公開中)は7位となり、公開以来初めてトップ5圏外に。週末3日間の成績は発表されていないが、累計興収で見ると先週末から2億1000万円ほど上乗せされて166億5000万円。再上映で先週から7000万円ほど加算した『THE FIRST SLAM DUNK』(22)との差は2000万円なので、次週にはそれを抜いて日本歴代興収ランキング13位に浮上することだろう。実写邦画歴代1位までは、あと7億円だ。

ついにトップ5から陥落した『国宝』だが、公開21週目とは思えないパフォーマンスを持続
ついにトップ5から陥落した『国宝』だが、公開21週目とは思えないパフォーマンスを持続[c]吉田修一/朝日新聞出版 [c]2025映画「国宝」製作委員会

以下は、1~10位までのランキング(10月24日〜10月26日)
1位『チェンソーマン レゼ篇』
2位『秒速5センチメートル』
3位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
4位『もののけ姫 4Kデジタルリマスター』
5位『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
6位『ONE IN A MILL10N』
7位『国宝』
8位『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』
9位『おいしい給食 炎の修学旅行』
10位『ストロベリームーン 余命半年の恋』

今週末は、「このミステリーがすごい!2023年版」に選ばれた同名小説を映画化した『爆弾』(10月31日公開)、吉永小百合の124本目の映画出演作となる『てっぺんの向こうにあなたがいる』(10月31日公開)、「2gether」の監督と森崎ウィン、Snow Manの向井康二がタッグを組んだ日タイ合作映画『(LOVE SONG)』(10月31日公開)、「すみっコぐらし」の映画シリーズ第4弾『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』(10月31日公開)などが控えている。


文/久保田 和馬

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