「チャレンジするのに年齢は関係ない」「一歩踏みだす勇気をもらえた」人生に寄り添う『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』は心に刺さる!
役者として躍進中の豆原一成や、市毛良枝らベテランが築き上げる心地よい関係性
“夢”への向き合い方を描いたドラマティックな物語であると同時に、誰にとっても身に覚えのあるような普遍的な一面も綴られていく本作。そのリアリティを支えているのがキャストたちの熱演だ。
「NHK紅白歌合戦」に3年連続出場を果たした人気グループJO1としての活動と並行し、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」、『BADBOYS -THE MOVIE-』(25)など俳優としても存在感を放つ豆原は、若者ならではの心情を抑制の効いた演技でナチュラルに表現する。
「豆原さんの喜怒哀楽加減がすばらしかった」(50代・男性)
「等身大の演技に好感を持ちました」(40代・男性)
「素朴で素直な雰囲気がよかった。きっと普段もこのままの人なんだろうな」(50代・女性)
「すごく自然でした。自分の息子も大学4年生なので息子を見ているようでした」(50代・女性)
「うれしい時のキラキラした顔と、困った時の顔が別人のようで驚きました。豆原さんの今後が楽しみです」(50代・女性)
やりたいことを見つけて突き進む恋人、紗季との差による葛藤や焦り、深く考えずに行動してしまう軽率さ、祖母と同じ大学に通う気恥ずかしさまで、等身大ないまどきの大学生像を、落ち着きと子どもらしさを行き来するような雰囲気で作り上げた豆原。そんな豆原を役柄同様にベテランたちが包み込む。44年ぶりの主演作で、優しくピュアな文子を演じた市毛はチャーミングなおばあちゃん感が絶妙で好評の声がズラリと寄せらた。
「昔から大好きな女優さんです。優しい雰囲気とお声がやっぱりすてきでした」(50代・女性)
「市毛さんはすばらしすぎて、言うことないです」(40代・男性)
「かわいくたくましく、こんな女性になりたい!と思わされました」(40代・女性)
「包み込むような温かな演技でした」(40代・女性)
「(豆原と市毛の)2人の間にある空気感がとても温かく、本当の孫とおばあちゃんのようでした」(50代・女性)
さらに文子が一歩踏みだすきっかけを作る温厚な夫、偉志役で温かな存在感を放った長塚は、夫婦の絆を感じさせる眼差しの芝居も好評だった。
「長塚さんの演技が圧巻でした。文子を想う気持ちが視線からも感じられました。とてもリアルな存在感がありました」(50代・男性)
「我が道を行く人のようでありながら妻のことをよく見ていて、愛がにじみ出る様子がよかった。これまでのイメージ以上に長塚さんがかっこよかった」(年代・性別未回答)
「偉志さんが文子さんを見つめる優しすぎる眼差しにキュンとしました」(50代・女性)
いくつになっても夢を追いかけていいということや、家族や友人といった周囲の人々の存在の大きさなど、言ってしまえば普遍的な題材を奇をてらうことなく真正面から誠実に描いているからこそ、自分の人生と重ね合わせたというコメントや身近な人に本作をおすすめしたいという声も多く寄せられた。
「私自身、40代後半で推し活を始めました。それまでは『こんな年齢で…』と踏み切れずにこっそりと応援していました。でも思い切って一歩踏みだしたところ、新しく楽しい人生が待っていて世界が変わりました。一歩踏みだすのに年齢は関係ないと思いました」(50代・女性)
「バドミントンが好きだったので、それに携わる仕事をしたかったけれど、生活や世間体を考えて公務員に…。15年前にこの映画を観たかった」(30代・男性)
「大学受験を控える娘に、大学の名前ではなく、やりたいことをしていいと言ってすすめたい」(40代・男性)
「両親に観てほしいです。日々の暮らしや、互いのよりよい関係維持の一助になると強く思いました」(40代・女性)
「“綾さん世代”には絶対刺さる。久しぶりに映画館で泣いてしまった」(50代・女性)
登場人物たちに深く共感したり、気づがされたり、勇気づけられたり。現在進行形で夢を追う人も、人生の岐路に立つ人も、家族とうまくいっていない人も、どんな人にもなにか刺さる点があり、人生と向き合うきっかけをくれる『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』。コーヒーのように、じんわりと心を温めてくれる物語をぜひ劇場で堪能してほしい。
文/サンクレイオ翼