ライトサイクルに乗って『トロン:アレス』の世界へ没入!「『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンス」体験レポート

ライトサイクルに乗って『トロン:アレス』の世界へ没入!「『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンス」体験レポート

10月10日に日米同時公開となる映画『トロン:アレス』の公開を記念して、リアル空間とメタバース上での体験イベントが、ZeroBase渋谷にて「『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンス」と題して、10月7日から10月13日までの期間限定で開催中。同じくZeroBase渋谷ではメタバース上の特設空間「『トロン:アレス』in VR Shibuya」が10月31日まで一般公開される予定だ。

【写真を見る】ライトサイクルのライド体験ができる「『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンス」
【写真を見る】ライトサイクルのライド体験ができる「『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンス」

「トロン」シリーズの第1作となる映画『トロン』(82)は、世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した作品として知られており、映像エンタテインメントの歴史を変えたとも言われている。ジェームズ・キャメロン、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソン、ティム・バートン、ウォシャウスキー兄弟など、名だたる映画監督に影響を与え、ピクサー創始者のジョン・ラセターは「『トロン』がなければ『トイ・ストーリー』は生まれなかった」と発言するほど、後に誕生する様々な作品に影響を与えてきたのだ。

「トロン」シリーズでは人類が仮想空間に入り込み事件を解決する姿を描いてきた。最先端の映像とエレクトロ・デュオ、ダフト・パンクの音楽も話題を集めた映画『トロン:レガシー』(10)に続くシリーズ第3作となる最新作『トロン:アレス』では、デジタルの世界の“超高度AIプログラム”が現実世界へと襲来するという物語が展開。これまで描かれてきた世界観とは逆の構図となり、戦うためだけに開発された人型のAIアレス(ジャレッド・レト)をはじめとするAIが初めて現実世界に侵入してくる。

1F入口左手の様子
1F入口左手の様子

シリーズの新しい世界観を体感できるリアルイベントとなる「『トロン:アレス』イマーシブ・エクスペリエンス」では映画に登場するライトサイクルのライド体験や、「『トロン:アレス』in VR Shibuya」の体験ブースやフォトスポットなどがお目見え。さらに、イベント会場ではデジタル世界から現実世界にやってきたAI兵士にも会える!?

アレスが使用するディスクも展示されている
アレスが使用するディスクも展示されている

会場の1Fには一度は乗ってみたい劇中に登場するライトサイクルのライド体験ができるスポットがどーんと真ん中に鎮座。膝をついて乗る形になるため、必要に応じて踏み台を用意してくれるのもうれしいポイント。搭乗時間は約30秒程度。渋谷の街がデジタル世界に侵食されているなかをライトサイクルで走り抜ける感覚を味わえる。こちらの体験のおすすめポイントは、ライド中の映像がゲットできること。ライド終了後には二次元バーコードの記載されたシートが手渡される。映像を観ると、映画の世界観に入り込んだ感覚を何度でも味わうことができるので、来場の記念にダウンロードを忘れずに。ライトサイクルの左手には、アレスが使用するディスクが展示されている。これまで主流だった円形のディスクから、角ばったフォルムに変化しているのもポイントだ。

おなじみのディスクバトルをプレイ!
おなじみのディスクバトルをプレイ!

2Fの「『トロン:アレス』in VR Shibuya」では「トロン」シリーズでおなじみのディスクバトルをプレイして映画の世界に入り込んだ気分になれる。こちらではデジタル世界に侵食された渋谷を歩いて体感するような感覚が味わえる。スタッフさんが丁寧に使用方法を説明してくれるので、VRやゲームに慣れていなくても安心して体験できるのもうれしい。フォトスポットはトロンゲートをイメージしたもので、ゲート空間はデジタル世界の侵食が表現されている。


スモークに包まれたAI兵士たち
スモークに包まれたAI兵士たち

「『トロン:アレス』in VR Shibuya」には、イベント会場のZeroBase渋谷をはじめ、おなじみの建物、風景が次々と目の前に現れるので、デジタル世界に侵食される渋谷がよりリアルに感じられるはず。気軽に立ち寄れるスポットなので、映画鑑賞前に気分を高めるのにも、映画鑑賞後に余韻に浸るのにもおすすめだ。

取材・文/タナカシノブ

関連作品