北村匠海&林裕太&tuki.が映画『愚か者の身分』の魅力をお届け!リアルな高校生トークも飛び出した校内放送収録現場に潜入
主題歌に魅了された北村&林がtuki.に感謝!
収録後のインタビューで、この日初めて3人揃って話をした感想やお互いの印象を尋ねてみると…。「僕は楽曲への感謝を直接伝えたかったので、話せて本当によかったです」と満面の笑みを浮かべた北村。ずっとtuki.は気になる存在だったと打ち明けた北村は「音楽番組などで知っていて聴いていたけれど、作品を俯瞰する能力がすごい。本当に主題歌がtuki.さんでよかったという、そのひと言を伝えたいなと思っていました」と大満足。「ありがとうございます」と少し恐縮しながら語ったtuki.が「お2人の高校生活の話なども聞くことができたし、初めてでしたがお話できてうれしかったです!ありがとうございます」と感謝すると北村が「こちらこそです!」と即答。さらに林は「ずっとお話してみたかったので、すごくうれしかったです。『愚か者の身分』という作品は受け取って曲にすることがすごく難しいはず。複雑なことを単純にしないで、複雑なままストレートに伝えるということをしてくださったような曲だと思っています。何回も聴いたし、聴くたびに、僕たちが演じた役が救われているような感じがするのがうれしくて。それを伝えられたのもよかったです!」と熱い想いを伝えていた。
校内放送の企画について「ラジオ感覚でしゃべっちゃったけれど…。自分の声が校内放送で流れるって改めて考えると、ちょっと、小っ恥ずかしさがあるかもしれないです」と照れる北村。企画で、病院で働く人の前でライブをやったり、学校に行ったりした経験も踏まえたうえで、「学生のころ、イレギュラーなことがすごくうれしかったのを思い出しました。例えば、道徳の時間に映画を観る。そういうイレギュラーって学生時代の僕にとってはご褒美みたいなもの。この校内放送が流れる時間がそういう時間になるといいなぁって思います」と優しい笑顔を見せた北村。「どういう状況でこの校内放送が流れてきて、どんな反応をするのかがすごく楽しみ」と目を輝かせた林は、「匠海くんが言ったように、ちょっと特別な時間になってくれればいいなと思うし、映画に興味を持って『映画館に行こう!』みたいな話を友達としてくれたら、そういうきっかけになったらよりうれしいです!」と期待を込めていた。
エピソードが盛りだくさんだったが、学生時代にやり残したこと、もう一度やってみたいことなどはあるのだろうか。「やり残したことしかない!」と食い気味に話した北村は「学生らしいとか学校生活の思い出は本当に少なくて(笑)。バイトとかやりたかったです。高校時代、バイトに向かう友達の背中が眩しかったので…」とうらやましそうな表情を見せる。「友達のバイト先に遊びに行くとか、すごく楽しかったのを覚えています。やってみたかったなぁ」と告白した北村。
すると「僕は、身長を伸ばしたかった…」と語り始めた林は、「帰宅部じゃなくて、バスケ部とかバレー部に入っていれば…」と心残りがある模様。「僕は中学がバスケ部で身長一気に伸びたよ!」との北村のコメントに、「やっぱり!ジャンプ(するスポーツ)がいい!って言うし」と後悔の念を募らせる林。「もしやり直せるなら…」と切り出した林は「身長を伸ばせる運動をやって、夜更かしでゲームはせず、ちゃんと寝るようにしたいです」と宣言。すると北村が「僕、高校の時もよくゲームやってたよ」と反応し、林は「あれ?」と不思議顔。「(身長を伸ばす方法は)人によるのかな…」と悩み始める林に、「やっぱり牛乳かな?関係あるか分からないけど、給食の時も飲まない子からもらって4本くらい飲んでたから!(笑)」との北村のアドバイスに、林はすぐに反応し、「高校生に戻って牛乳いっぱい飲みます!4本以上飲みます!」と決意表明(?)をし、2人で笑い合っていた。
収録中も収録後のインタビューでも息ぴったりのかけ合いで、高校時代の思い出エピソードをたっぷりと披露してくれた北村と林。そんな2人の収録の模様を、一部抜粋した特別動画を映画公式YouTubeで公開中!あわせてチェックしてほしい。
主題歌に「自分が選んだ人生を愛してほしい」「自分の人生を褒めてあげよう」という想いを込めたというtuki.の言葉のように、まさに自身の人生(高校時代)への愛を感じるようなエピソードが満載だった。
取材・文/タナカシノブ