プリンス没後約10年、監督作がIMAXで復活『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ』11月に緊急公開決定!

プリンス没後約10年、監督作がIMAXで復活『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ』11月に緊急公開決定!

2016年4月に亡くなったミュージシャンのプリンスが監督を務めた『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ』が、11月14日(金)から1週間限定で、全国のIMAXシアターで上映されることが決定。11月3日(祝)から10日(月)までの期間はTOHOシネマズ日比谷限定で先行上映されることも発表された。

【写真を見る】プリンスが1987年に行ったライブツアーの模様を収録した『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ』
【写真を見る】プリンスが1987年に行ったライブツアーの模様を収録した『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ』[c] 1987 Purple Film Company All Rights Reserved

『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ』(88)は、プリンスが1987年に行ったライブツアーの模様を収録し、日本では1989年に公開されていたライブ映画。プリンス没後まもなく10年が経とうとしている今年、欧米では8月29日から1週間限定でIMAX上映されファンを中心に熱狂を巻き起こしていた。

近年、伝説的アーティストによるライブ映画のIMAXリマスター版公開が盛況で、2022年公開の『ザ・ビートルズ GET BACK:ルーフトップ・コンサート』、2023年公開の『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』、2024年公開の『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』、『QUEEN ROCK MONTREAL』などがスマッシュヒットを記録していた。

このたび待望のIMAX上映が決定した『プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズ』は、ローリングストーン誌が選ぶ「歴代最高のアルバム」500選で、プリンス個人名義では最高位となる45位にランクインするなど、名盤と名高いアルバム「サイン・オブ・ザ・タイムズ」を引っ提げ製作された。プリンス自身が監督、出演し、歌手でドラマーのシーラ・E.らと共演する本作は、プリンスが創造性の絶頂期にあったことを示す作品として広く称賛されていて、圧巻のライブ映像と映画的な演出、力強いビジュアル、ジャンルを超えたサウンドが融合した傑作として根強い支持を集めている。「If I Was Your Girlfriend」「Sign O’ The Times」「U Got The Look」(シーナ・イーストンとのデュエットソング)など、プリンスの代表曲が多数披露されており、その卓越した音楽性、ステージ演出、そしてスタイルが映像に記録されている。

今回の上映では、IMAX独自のデジタル・メディア・リマスタリング(DMR)技術によって再処理され、精密なサラウンドオーディオ、特別設計されたシアター空間、そして極めて鮮明な映像によってこれまでにない映像、音響体験を実現。プリンスの伝説的なパフォーマンスが新しい没入型フォーマットで追体験できる。

先んじて公開された欧米では絶賛が巻き起こっているようで、メディアでは「プリンスのライブを生で観た人にとっては、この映画は懐かしさと感動の塊であり、観たことがない人にとっては『なぜ彼が唯一無二だったのか』を一瞬で理解できる貴重な映像体験」、「プリンスのカリスマ性が画面から飛び出してくるほどのインパクトがある。巨大なスクリーンと迫力の音響が完璧に調和し、まさにツアー・ド・フォース(圧倒的な力作)だ」、「プリンスはIMAXで復活し、不滅となった彼のような存在は、もう二度と現れないだろう。でもここには、命そのもののような輝きで再び現れる彼がいる。IMAXが、彼を蘇らせた」など称賛が集まっている。


いま公開されている予告編でも、最新技術によって美しく生まれ変わった本編映像の一端が垣間見られる。IMAXならではの極上の映像と音響で、伝説のライブを目撃してほしい!

文/スズキヒロシ