東京2025世界陸上を観戦した松坂桃李、『ひゃくえむ。』臨場感に手応え「同じくらいすごい」

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東京2025世界陸上を観戦した松坂桃李、『ひゃくえむ。』臨場感に手応え「同じくらいすごい」

9月19日、都内で行われたアニメーション映画『ひゃくえむ。』初日舞台挨拶に松坂桃李染谷将太笠間淳、高橋李依、そして岩井澤健治監督が登壇した。

【写真を見る】松坂桃李、染谷将太が学生時代に熱中したことを発表!染谷の答えに「大人の趣味ですねえ」
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生まれつき足の速い“天才型”主人公トガシの声を務めた松坂は「まもなくとんでもない至極の10秒が始まります。最後まで体感してください」と挨拶。現在開幕中の東京2025世界陸上競技選手権大会男子100m決勝を観戦したことを踏まえて「それと同じくらい、この作品はすごい。静寂と興奮と熱が詰まった10秒を本作で体感する事が出来ます。自分が実際に会場にいるかのような錯覚に陥ると思います」と自信を伺わせた。

笑顔を見せる松坂桃李
笑顔を見せる松坂桃李

競技場面のアフレコでは、独特な息遣いに苦労もあったという。松坂は「陸上関係の方に実際の呼吸法を教えていただいた。走っているシーンはいままで吐いた事のないような息の吐き方をしたので後半つらかった」と苦笑い。これに仁神役を務めた笠間も「吸って吐いての息継ぎで一番つらい呼吸をしました」とこだわりを明かした。

一度は諦めた陸上と向き合う、仁神役を演じた笠間淳
一度は諦めた陸上と向き合う、仁神役を演じた笠間淳

陸上競技に熱中する学生の姿を描いた内容にちなんで、学生時代に熱中したことを発表。松坂は「ミニ四駆」といい「手の平サイズの車をただただ走らせて、どれくらい速くできるかを追求。本体に穴を開けて軽くしたり、モーターの種類を変えたり、タイヤをスポンジにしてみたりといろいろと熱中しました」と熱弁。走らせるコースについては「コースは買ってもらえなかったので、コロコロコミックやコミックボンボンなどの分厚いコミックを重ねて並べてコースにしていました」と解説した。

陸上競技ならではの息遣いの難しさなど、アフレコの秘話も明かした松坂桃李と染谷将太
陸上競技ならではの息遣いの難しさなど、アフレコの秘話も明かした松坂桃李と染谷将太


一方、小宮役を務めた染谷は「散歩」と明かして、松坂から「なんだかもう歳をとっている…。大人の趣味ですねえ」と驚かれながら「電車で20分くらいの所を歩いて映画を観て、そして歩いて帰る。3、4時間ぶっ通して歩いて帰るという事に熱中していて楽しかった」と淡々と語った。

取材・文:石井隼人

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