マキマ、パワー、姫野、そしてレゼ…ウブなデンジを翻弄する「チェンソーマン」の魅惑的な女性キャラたち
傍若無人キャラなのに憎めない、デンジの破天荒な相棒“パワー”
血液を操る能力を持った“血の魔人”で、公安対魔特異4課の隊員であるパワー(声:ファイルーズあい)。かつては“血の悪魔”だったが、人間の死体に憑依して、半分不死身の魔人と呼ばれる存在になった。本来ならば駆除対象となるが、魔人にしては比較的、知能や理性が備わっているため、マキマがデビルハンターとしての訓練を受けさせている。自分の欲求に忠実な野生児で、なにかと暴走しがち。人間も悪魔も嫌いだが、唯一の友だちである猫のニャーコのことはとても大切にしている。
公安でバディを組んでいるデンジとパワー。バディになって早々、ニャーコを悪魔から取り戻せたら、「胸を揉ませてやる」とパワーに言われたデンジは、その圧倒的欲望を原動力に“コウモリの悪魔”と激闘を繰り広げた末、無事パワーとニャーコを救出。後日、約束どおり、パワーの胸を揉ませてもらったものの、期待に反して感動は薄く、デンジが激しく落胆するという一幕もあった。現在は2人とも特異4課の先輩である早川アキ(声:坂田将吾)の家に居候させてもらっている。普段はケンカばかりの子どもっぽい2人だが、実は結構似た者同士。最強のデビルハンターを自称する岸辺(声:津田健次郎)による地獄の特訓を共に乗り越えた経験もあり、少しずつ相棒らしくなっていく。
仲間思いで、酒グセの悪い愛煙家のデビルハンター“姫野先輩”
デンジの先輩デビルハンターで、アキの元バディである姫野(声:伊瀬茉莉也)。アキと組む前に5人のバディを悪魔との戦闘で亡くしていた。“幽霊の悪魔”と契約しており、右眼を食べさせた代わりに、ゴーストの右手を使える。まっすぐで優しい性格のアキが好きで、もっと安全にデビルハンターの仕事ができる民間に一緒に転職しようと誘っていたが、デンジの心臓をねらうサムライソード一味と交戦した際、アキを救うため、ゴーストに全身を捧げて消滅してしまう。
特異4課メンバーと向かった悪魔討伐では「悪魔を倒したら、ベロ入れたキッスしてあげる」という姫野の言葉を励みに、デンジは極限状況下で“永遠の悪魔”を倒すことに成功。その後の新人歓迎会で、酔った姫野からディープキスをされるも、途中でゲロを吐かれてしまい、記念すべきファーストキスに深いトラウマを植え付けられる。翌朝、デンジがマキマのことを好きだと知った姫野は“デンジとマキマ”、“自分とアキ”をくっつける同盟を結ぼうと提案。「今日から私たちは先輩後輩じゃなくて、友だちでいこう」と約束した。デンジにとって、姫野は初めて“友だちになろう”と言ってくれた人。それなのに、姫野が死んでも泣けないことに気づいたデンジの胸に、自分には人間の心がないんじゃないかという疑問が浮かぶ。